日記

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2006年6月1日(木) 尿管結石

昨日の野球・サッカー満喫とは一転の日。早朝3時に下腹に激痛。耐えきれずに病院へ直行。夜間受付での検査の結果、「尿管結石」と判明されました。数日入院は避けたい理由から、担当して頂いた先生(医師)に申し出ること数時間後、無理押しで体外衝撃波結石破砕装置による手術を行って頂きました。レントゲンはで右側の尿管はパンパンに腫れており、約3000発の衝撃波を下腹に打って頂き無事終了。大量の点滴を投与も入院大嫌いな私儀としては、看護士さんに「お世話になりました。早速帰ります。」と一言。激痛も治まり、こうして会社でパソコンと向かい合うことができました。たまっている書類や内業を今日も深夜まで黙々と行うことと致します。深夜の出動も大丈夫そうです。まだ砕いた石が移動することで痛みを生じることも考えられますが、頂いたボルタレンを投入すれば今夜は何とかしのげそうです。担当医の倉繁拓志先生、わがまま患者にご対応ありがとうございました。明日は必ず検査にお邪魔します。

2006年6月2日(金) 香川労災病院の西部長

香川労災病院にてレントゲン検査。担当医の先生によります判断と、あの最新装置(体外衝撃波結石破砕装置)に救われた私儀、レントゲン結果も結石は見あたらず、無事に治療を終えることとなりました。さて、今回お世話になりました香川労災病院、「働く人々や地域の人々に安全で安心のより良い医療と看護を提供します」との病院理念にあっては、まさに地域での高い信頼度を実感致します。私儀がお世話になりました泌尿器科の西光雄部長にあっては、近年において日本国内の男性を脅かす「前立腺がん」手術の名医なんです。なんと、前立腺がん手術の全国手術数ランキングにおいて、香川労災病院にあっては鹿児島県の新村病院に次ぐ第2位の実績なんですね。弊社の民間救急サービスにも理解を頂き、まさに地域に密着した名医の皆様方が身近な病院でご活躍されていることに敬意を表したいと思います。皆様方、「前立腺の治療は西先生」と覚えておいて下さいね。東大・京大・名大病院などの約2倍の手術実績には脱帽致します。

2006年6月3日(土) 道交法と経済

改正道路交通法の施行に基づく民間の駐車監視員による取り締まりが6月1日よりスタート。メディアは現場の声(賛否両論)を日々報道しております。特に、営業用(事業用)車両の配達・送迎の面における困惑は課題として取り残された状況であり、乗務員2名体制を実施せざるを得ない事業所の悲鳴が各地で勃発しております。現状ではやむを得ないコスト面での負担にあっては、今のところ回避できるものではなく、いずれは物価に影響を及ぼすこととなりそうです。しかしながら、こうした交通円滑を考慮した物流や送迎の方法が従来から当たり前であるという観点に立てば、乗務員2名体制の営業用車両から生じるコストが、物価・サービス料として反映されることは当然の結果と考えなければならないでしょう。あとは、供給を受ける立場の倫理観がどこまで高揚するか、または物流や交通事業者・荷主・小売りなどがお客様に理解される料金アップにどのような施策を行うかがポイントとなりそうです。変わりゆく環境に対応できる事業者こそが、いつの時代も経済をけん引していることを忘れてはならないと考えます。

2006年6月4日(日) 高付加価値ある企業

サッカーW杯が近づく中で、先般よりメディアが注目しているものといえば「公式ボール」ですね。広島県の製造会社「モルテン(molten)」の製造したボールがW杯にボールを提供するアディダスに採用され、ドイツ杯で公式ボールとして利用されるとのこと。バスケットボールなどでは有名なこの会社、ゴム・樹脂の革新技術が世界で認められることに。空気抵抗を一定にするために糸を使わない製造方法を開発。ここ数十年で最高のボールであると絶賛されているんですね。ちなみに、国産車に用いられているドアバイザー・ホイールカバー・スポイラー、または橋梁工事に使用しているゴム支承や止水パッキンなども製造しているとのこと。会社の社是は「人の和・技術革新・高付加価値」だそうです。企業が一般的に言う付加価値とは生産にかかる総費用から設備や機械などの減価償却を差し引き、人件費などを綿密に計算することで商品としての販売利益を計算することが優先されますね。しかしながら、技術やサービスの革新を常に担う企業には、ひらめいたアイディアをいかに社会に認めてもらうか、売り込むことより認めてもらうことの価値観こそが付加価値につながるということですね。

2006年6月5日(月) 交通管理隊が危ない

高速道路上でパトロールを行う交通管理隊。隊員の皆様方は命がけの業務であることは言うまでもありません。道路上の散乱物処理や事故・故障車の後尾警戒などは時速100キロで通過する通行車両を目の前に行う危険なものであります。今日も大型タンクローリーの故障車の後方に警戒していた隊員さんと会話する機会がありましたが、その場で3時間も旗振りを行っていたそうです。一昔前は高速道路上での故障車は強制排除により最寄りインターチェンジに即時レッカー移動されておりましたが、今はドライバーや会社の承諾なければ強制的にレッカーなどの要請を行うことができず、危険の高まる中において車両の移動承諾がなされるまで後尾警戒を行わなければならないんですね。例えば今日のケース、ドライバーが会社の修理工を現地に向かわせるとの連絡から始まり、結果的に現地修理不可能と判断。ようやくレッカー要請が2つのディーラーを経由して弊社に伝達されました。この間、故障発生から約2時間30分。要請を受けた弊社が30分で到着。延べ3時間の後尾警戒を交通管理隊の2名が継続していたのです。路肩からはみ出した危険物満載のタンクローリーの横を、いったいどれくらいの車両が時速100キロ近い速度で通過していったことでしょうね。本当に恐ろしい限りですね。

2006年6月6日(火) 適切な会話

患者搬送業務の搬送中において、患者様の観察は一番重要な任務です。次に大切としておりますこと、それは患者様またはご家族との車中での会話なんですね。移動中に不安を抱かさないために、まず目を見て会話することに心がけます。特に、手術の為に転院される患者様にあっては様々な思いを抱いているものです。時には心配そうな表情で内心の不安を相談されることもあり、常に笑顔でお応えすることに留意します。ロードサービスにおいても同様、思いがけない車のトラブルに遭遇したドライバーに対し、作業の流れ、代車や宿泊のご提案など、あらゆる不安を解消するためには適切な会話が必要となります。だれしも病気で病院に出かけ、診断中に医師の表情が険しい、または医師の言葉が気になる時は不安を抱いてしまうものです。同様、弊社のサービスに必要不可欠な言葉のケア、業務に応じた適切な会話はご利用頂くお客様に安心して頂ける大切なサービスの一環ですね。

2006年6月7日(水) ロシアン饅頭

自衛官の訓練車両が高速道路で故障に見舞われレッカー移動。今日も気温が高く、訓練用の制服とヘルメット姿の自衛官の皆様方にあっては汗だくで少々お疲れぎみでした。自衛官といえば、昨年は防衛庁長官室を表敬訪問したことを思い出します。長官室に昇降するエレベーターに乗った時に初めて知ったことですが、そのエレベーターから下って地下数階にあっては重要な省庁・官邸などにつながる地下道があるそうです。有事の際に利用するとのことで、何やら機密な匂いが致しましたね。それから、防衛庁を観光で訪問する時に是非ともおすすめしたいのは、本館1階の売店ですね。様々な自衛官制服・Tシャツ・模型やグッズなどが販売されており(少し高額です)、自衛官ならずとも気になる商品が満載なんですね。中でもお奨めのお土産は「ロシアン饅頭」です。数個の小さな饅頭の中に激辛あんこが1個入っています。回し食いで激辛に当たった人は超最悪な気分に酔いしれることでしょう。

2006年6月8日(木) 集合住宅の落とし穴

昨年の耐震偽造から最近のエレベーター事故・シャッター事故と、人の暮らす空間の安心・安全が問われておりますね。子どもがマンションの高欄を飛び越え転落した事故もありましたが、主として集合住宅(マンション等)の落とし穴が相次いで問題となっているようです。これらに共通することは、大事故の報道を受けた後に各地で同様な事故の報告が収集されることです。建築検査専門業者や点検修理業者が基準を満たしているあるいは異常なしと報告した内容をダブルチェックする機関が乏しいことも要因なのでしょうね。子どもの転落事故にあっては、マンションの景観や外観重視の高欄・手摺りの高さや構造が原因であることは言うまでもなく、地上数十メートルの危険性を軽視していることに以前から疑問を感じておりました。多くの住民が共有する施設や機械器具にあっては、多少の異変や疑問に対する認識や協議が乏しいことも考えられますね。集合住宅(マンション等)のコミュニティ形成(お互い感じたことを話し合うこと)が事故を予防する一つの手段とも言えるのではないでしょうか。

2006年6月9日(金) ロックの日

6月9日はロックの日。ロックンロールの日でもあり、錠前ロックの日でもあります。弊社も加盟しております日本ロックセキュリティ協同組合が制定した住宅のカギを見つめ直す日なんですね。そして、今日はサッカーW杯開幕の日。サッカーファンにとっては、今日からの1ヶ月間が非常に熱い日々となるのでしょう。ちょうど4年前の6月9日は、日韓合同開催W杯の日本対ロシア戦において、稲本選手の華麗なシュートがゴールに突き刺さったんですね。1−0という好試合で日本がW杯初勝利を飾った記念すべき日なんです。ちなみに、今日はドナルド・ダックの誕生日でもあるそうです。

2006年6月10日(土) W杯開幕で寝不足

開幕しましたW杯。この日記がサッカー奮闘記になりそうな予感です。昨日は、ちょうどレッカー出動から帰隊したところで開会式が始まりました。東アジア諸国の各国民にあってはキックオフの時間が深夜からということで、熱狂的なファンにとっては寝不足の日々が続きます。我が息子たちも開幕のドイツ戦を見ようと目覚ましを念入りに設定していたらしいのですが、残念ながら目覚めに至らずでした。と言うことで、朝から目がパッチリとしない今日のスタートですが、ドイツチームの華麗なゴールは見応えありの試合でした。今夜はイングランドの初戦。キックオフ22時ということで、息子たちも今日こそは観戦できそうですね。

2006年6月11日(日) そう言えば梅雨入り

テレビ報道がサッカー三昧で、梅雨入りしていたのをすっかり忘れておりました。このところ天候は良いのですがジメジメした感じが致します。今日も数件の事故処理に出動致しましたが、これから梅雨本番にあっては事故が多発する可能性は否定できません。地方のレッカー会社さんなら同感して頂けると思いますが、この時期において田んぼへの落車事故、本当に引き出しが一苦労なんですね。落車した車両は水田に吸い付き、玉掛け作業は泥んこ状態。オイルや燃料漏れが発生すれば大変ですね。水田の持ち主さんに叱られるドライバーさんの姿に同情し、苗起こしを手伝うことも多いのではないでしょうか。そこで一言、レッカー会社の皆様方、水田で手足のすり傷には要注意下さい。破傷風という大変な病気にかかることがありますので・・・。

2006年6月12日(月) 久しぶりの大きな揺れ

早朝5時すぎ、かなりグラッと揺れたかと思えば、大分県を震源とする地震の発生で香川県では震度4。その後、会社に出勤すること弊社会長(父親)と会話、朝早くから畑に出向いていた(自家栽培を少々)そうで、田植え準備で水の入った近隣の水田にあっては、その水面が波打ったそうです。そんな揺れにも動揺しない息子たち、発生後に自宅3階の彼らの部屋を訪れましたが、そっちのけで熟睡状態。今回の地震は地下140キロ以上が震源であったことから大きな余震はありませんでした。その変わりと言っては何ですが、今夜の日本対オーストラリア戦。日本選手がゴールを決め、そして勝利した場合においては、国内中が揺れることでしょうね。

2006年6月13日(火) 勝っても負けても共感

サッカーW杯というものが経済に大きな影響を及ぼすものなのでしょうか。昨日の日本惨敗(対オーストラリア3−1)は、サポート企業の株価にも反映しているようです。キリンビール・富士フィルム・ファミリーマートなどが軒並み下落したそうで、日経平均株価も今年最大の値下がりを記録。それにしましても、視聴率が50%に近い数字を出すほどの国民の期待感が落胆に変わってしまったのですから。代表選手同様、気持ちを切り換えるには時間が必要のようです。さて、真に愛国心をもったサポーターがどれくらい存在しているのか気になりますね。日本のサポーターは、国をあげて世界という舞台に立ったスポーツ選手と共に、共感する勝利への喜び、共感する敗北への落胆、さらには次のステージに向けての期待感をその状況に応じて切り換えることができる人々ばかりであることを信じたいと思います。

2006年6月14日(水) 医療制度改革法の可決

医療制度改革法が今日の午前、参院本会議で可決されました。これにより、10月から長期療養で入院する70歳以上の患者さんにあっては食費・光熱費・居住にかかる費用が自己負担となります。病院で十分に完治しないまま帰宅を迫られる患者さんが増えると言うことになりそうです。自宅療養にも限度があり、重い症状が突発的に起こりうる患者さんにとっては自宅で不安な環境を強いられる方も多くなりそうです。今後において、公的機関がどの程度のトリアージまで緊急出動できるか、さらに増えるであろうと予測される119番通報の増加に伴い、生命を救うための救急車の出動体制がさらに深刻化される懸念を感じます。弊社においても、緊急を有しない患者さんを対象とした搬送業務であるとはいえ、限られた救急車のトリアージが今のレベルより高くなった場合に備え、第2の選択肢に位置する民間救急の乗務員のレベルアップ・装備の充実を図っていくことを検討していかなければならないと思います。まさに、困っている人を助けるための新たなチャレンジアップが始まろうとしております。

2006年6月15日(木) 空も気持ちも曇る梅雨

梅雨らしさを実感する天候になって参りました。とにかく湿度が非常に高いですね。ただ今の時刻は午後11時ですが、事務所の湿度計は70%近くになっているんです。今日も早朝から雨が降り続き、弊社も数件の事故処理に出動しております。その原因にあっては、雨天による路面の状況だけではなく、窓ガラスの曇り、ドライバー自身の心の曇りなども要因であったようです。うっとうしい天候の日には、身も心もすっきりしないものです。

2006年6月16日(金) 三観広域行政組合消防本部

平成合併により香川県の西部地区に誕生した観音寺市と三豊市。この広域行政を見守る消防本部の名称を「三観広域行政組合消防本部」と申します。香川県、いわゆる讃岐にあっては、東讃・中讃・西讃に広域を区分し、この三観広域にあっては西讃地区の安心と安全を見守っているのです。今日は弊社の民間救急車にご関心を賜り、車両2台を持ってお邪魔させて頂きました。海と山に囲まれた広大なこの地域にあっては、人口の分布が幅広いことから、消防車や救急車の出場に遠距離を要するそうで、特に119番通報の内容が極めて軽度な出場にあっては、緊急を有する出場の迅速性を保持できない恐れがあると言うことです。すなわち、民間救急サービスの到来する時代をお待ち頂いている地域なんですね。合理的な救急活動を維持するために、今まさに消防機関は私共の業界に目を向けて頂いているということを実感した一日でした。ちなみに、今日は弊社会長(父親)の誕生日、消防署員の皆様方と語り合うことができた記念すべき日として忘れることのない印象深い6月16日となりました。

2006年6月17日(土) 仮眠

サッカーW杯開催中は深夜の観戦で睡眠不足かと思っておりましたが、ここ数日は交通事故などが深夜に集中しており、サッカー観戦はそっちのけの睡眠不足が続いているんです。とにかく、時間があれば仮眠をとることが優先される日々。ところが、意外にもこの仮眠こそが熟睡できる状態となっているんです。夢などまったく見ない睡眠、たった1時間の仮眠でも目覚めは良好。ただし、若い頃と違って、体力的には少し疲労がたまるみたいですね。

2006年6月18日(日) コンディション

高校生のスポーツ祭典と言えばインターハイですね。今日は朝早くから弊社前の県立丸亀競技場に大勢の高校生アスリートが集まっています。全国インターハイ出場の切符を競う四国高校選手権です。補助競技場でのアップを行う姿、メイン競技場で鉢巻きをしめて真剣勝負を行う姿、その一生懸命な高校生を拝見し、とてもに懐かしく感じます。約20年前、私も彼らと同じ気持ちで競技に挑んでいたものです。結果、やり投げ競技で二度の全国インターハイ(秋田総体・石川総体)と国体(奈良国体)に出場、この経験が社会人になって大きな自信につながっているんですね。全国広しと言えども、全国大会という舞台にあって一生懸命に練習を重ねてきた者同志にあっては、それほど大きなレベルの違いはないということです。同じ重さの槍、同じ距離の助走路、同じ天候の状況において、唯一の違いは自身のコンディションをいかに高めているかなんですね。企業も同様、同じ装備や技術を持つ者が市場で競り勝つ為には、日々の顧客サービスに常に良いコンディション(言葉・表現)で接することが大切であると言うことです。

2006年6月19日(月) 気になる研究報道

高知大の教授らがまとめた研究結果がまた大きく報じられています。地層ボーリング調査から考えられる南海地震の規模。その500年周期の跡から次の南海地震における規模が大きく修正されるかもしれないということです。いわゆる次の南海地震が巨大型である可能性を指摘した発表が明日のシンポジウムで行われるとのこと。この調査結果が本当であれば、2万人以上が死亡したと言われる宝永地震(1707)以上の規模での地震が迫っているということになります。つまり、次の南海地震は東海・東南海との同時発生が濃厚となり、巨大型津波が発生することが想定されることでしょう。当然ですが防災意識をさらに高める必要がありそうです。

2006年6月20日(火) 物理的検証

事故現場に出向いて十数年。何故この位置に車両が停止しているのか、何故この車両がこのような損傷となったのか、時に理解できない現場に遭遇することがあります。今日もある事故の検証に出向いてまいりましたが、大半が捜査員の方々と一致するものの、一部理解しがたい傷跡などに自分自身の経験不足を感じました。事故当日に目にした光景から実感する事故車両の推定速度はあまりにも曖昧な表現。車両を徹底検証することで明らかになる事実。物理的に算出される数値と光景で判断する数値の大幅なくいちがいを今日も実感することとなりました。

2006年6月21日(水) 弊社の取材記事

マスコミの影響は大きいですね。一週間ほど前にある新聞に弊社の取材記事が掲載されて以降、毎日のように会う方々から記事のことを問いかけられます。今回の記事は弊社の民間救急サービスを大きく報じて頂いたもので、患者搬送で出向かさせて頂いた病院関係者の方々からも、様々なご質問を頂戴賜りました。今回は地域総合22面での取材記事でしたが、社会的な責務を担う新たなサービス「民間救急サービス」、このサービスが総合・経済面に大きく報道されることを将来期待して参りたいと思います。

2006年6月22日(木) 偉大な言葉

弊社HPをご覧頂いた方から私の好きな言葉として掲示しております「華夷弁別(かいべんべつ)」について問いかけられることがあります。「その場で励めばそこが華」、どんなに小さな地域やコミュニティであっても、一生懸命になって励めば必ず目的は達成できるということですね。それには劣等感を克服することが必要である、そう教えを説いた人物こそが、この言葉を残した吉田松陰です。「至誠にして動かざるものは未だこれあさざるなり」、極めて誠実な心を持つことが大切であるとも言い残されておりますね。また、幕末の時代に自身が開校した松下村塾の門下生に対しては、「飛耳長目せよ」と指導しております。物事の観察に常に鋭敏となり情報収集を図りなさいという意味です。当時、高杉晋作は上海、伊藤博文はロンドン、久坂玄瑞は江戸へと情報収集を図り、彼らの情報こそが藩を動かす火種となり、あの明治維新がなされたんですから。先人の残した言葉は偉大なものです。

2006年6月23日(金) 敗北も子どもたちの夢

今日の話題はこれに尽きるでしょうか。サッカーW杯の日本代表がブラジルに完敗。残念ながら決勝トーナメント進出ならずでした。が、代表選手が残した功績は大きいものがあります。早朝4時から我が家も観戦モード、我が息子たちもブラジルの高いレベルを当然承知の上、しかし彼ら子供たちが目にした試合はまぎれもなく世界王者と戦ったW杯という大舞台での日本代表の姿。アジア予選でハラハラドキドキしていた一昔前の我々世代が目にしてきた代表の姿とは違い、世界のスター選手と競い合う日本のスター選手の姿なんです。ブラジル代表の選手たちも幼い頃は世界で活躍する母国のスター選手を夢見てボールを追いかけていたはず。日本の子供たちも、ようやく同じ舞台で駆けめぐる母国の選手たちを目にすることができるようになったんですから。Jリーグが始まってから今回のW杯出場までの日本サッカー界の飛躍は敗北にも意義が大きいと思います。

2006年6月24日(土) 迷惑な電話

「○○中古車買い取りセンターです。」「ダンプ・トラックなどお売り頂けるものはないですか?」なんて言う電話がここ数年多くなっていますね。「弊社にはございませんよ」と返答するも、同じ買い取り業者が何度も繰り返しかけてくるんですね。特に、関西方面の業者さんのランダムぶりには呆れてしまいます。かけてくる電話担当者も内心はつまらないでしょうが(経営者はそうでもないでしょうが)。同じ業者さんが一日に何度も、いや数分後に繰り返しかけてくることに腹立つ方も多いでしょうね。私も気の長い人間ではありますが、そろそろ対応を考えようかと・・・。

2006年6月25日(日) 失速ジャイアンツ

サッカーW杯が決勝トーナメントに突入。日本代表の帰国に伴い、国内スポーツを振り返って見れば、あの首位独走のジャイアンツが勝率5割と大きく後退。ジャイアンツが他球団と競り合ってこそプロ野球は面白いはず(Gファンのひいき目なしです)。王ジャパンの健闘以来、プロ野球にも目を向けようとしていたであろう子どもたちから、また野球が遠のいていきそうです。そう言えば、我が息子たちも野球W杯開催後に買ったバットを持って外に飛び出していく姿が最近見られなくなったような・・・。

2006年6月26日(月) 必要な公共投資

梅雨本番、県内もまとまった雨が降る日々が続くようになってまいりました。九州地方では早くも土砂崩壊など多くの災害が発生しているようです。災害と言えば、県内では平成16年の台風災害等における災害復旧工事が昨年ほぼ終了し、本年は高潮対策工事が本格的に実施されるとのこと。しかしながら、災害復旧工事にあっては崩壊ヶ所の応急処置部分に対し軽コストによる構造物を施工するにとどまっており、新たな大雨に十分対応するための砂防・護岸などは依然として大きく改良される兆しもなさそうです。県・市行政は行財政改革推進計画のプランと題して様々なコスト削減を目指しているようですが、その反面でIT産業などの支援を推進、依然としてハード面における公共投資を大きく見直す傾向にある現状にも限度というものがあるでしょう。「水」ほど恐ろしいものはありません。過去の教訓を再認識し、今一度、自然と向き合う行政指針が図られることを期待したいと思います。

2006年6月27日(火) 数十億分の一日

我が息子たちと気の遠くなるようなテレビを見ました。46億年前に誕生した地球、38億年前に誕生した生物(バクテリア)、そして我々の祖先、いわゆるヒトが類人猿から分かれた約500万年前の出来事。今年で39年目を迎える我が人生、なんとも短い一瞬です。たまには、このような実感すらわかない過去を振り返るのもいいですね。いわゆる進化に直面できるからです。たった数十年でヒトの進化は実感できませんが、実に数十億年の生命進化の一瞬を生きていると考えれば、我が命、とても大切なものであり、生命のバトンをつなげるといった極めて大事な役目を担っていることとなります。時に失敗と成功を繰り返し、喜怒哀楽し、そしてまた明日を迎える毎日。数十億分の一日が本当に大切なものであることを考えさせられた番組でした。

2006年6月28日(水) やぶ蚊

昨日の日記で生命の気の遠くなる歴史を記しましたが、そんな生命の大先輩にあたります「やぶ蚊」に今日も刺されました。彼らも歴史上、多くのDNA拡散に貢献したことでしょうが、刺された私としては迷惑者と名指したいと思います。本当にかゆいんですね。そう言えば、蚊に刺されないキーホルダーを腰元につった方をよく見かけます。効果は如何なものなんでしょうか、一度試しに買ってみようかと思います。ジュラシックパークの映画、あの一匹の蚊がもつ遺伝子が巨大な恐竜になるというストーリー。少し非現実的ではありますが、将来考えられないこともない話しかと。あれあれ、話しはかなりズレてしまいましたが、やっぱり「やぶ蚊」は苦手です。

2006年6月29日(木) 阿吽の呼吸

全国の業界有志の方々には年中お世話になっております。四国内のトラックユーザー・トラックディーラー様から要請の遠方における車両トラブルにおいて、全国百数十社のJHR組合員の皆様方が迅速な出動で応援して頂けることに常に感謝致しております。先日におきましても、中国地方山間部においてトレーラーの大がかりな事故が発生。最寄りの組合員さんに急きょのご要請をさせて頂き、夕暮れ時から翌朝5時に及ぶ長時間の事故処理に出動頂きました。大型車以上の事故処理は、一口で表現できるものではなく、その大変な現状を電話一本で確認し合えることこそが、互いに経験してきた事業所同志の阿吽(あうん)の呼吸なんですね。弊社にあっても、他県の組合員さんからの要請にあっては迅速に対応させて頂くことを心がけています。これからも、この緊密な関係を大切にして参りたいと思います。S社長様、この度は大変お世話になりました。

2006年6月30日(金) 少子化世界一

日本が世界で最も少子高齢化が進んでいる国のトップに輝きましたね。長寿国であることも要因ですが、高齢化問題というよりも少子化問題が深刻なんですね。政府も少子高齢化対策に取り組んでいるようですが、その多くはお金で解決する対策が主流であり、児童手当などの見直しが少子化を解決する手段に相応しいとは思えませんね。この問題にあっては、一人ひとりの意識改革をどのように進めていくかが重要ではないかと思われます。5人10人あたり前の出産期世代に生まれた現在の60歳以上の高齢者に対して、支える側の出産数を単純に増やすことばかりに考え方が集中しすぎているようですね。先般、米国で資産家が財産の半分を寄付したようですが、この資産家は子孫に資産を引き継がせることよりも、子孫は子孫なりに苦労しまた努力を重ねていくことで自分自身の人生を切り開いていくことを説いたそうです。つまり、我々日本の青年にあっても、家庭・ビジネス・趣味など様々な物事にチャレンジする意欲をもっと高めるといった意識改革(社会的責務)が出来てこそ、育児に対するチャレンジ(子孫繁栄)に取り組むことが可能となることでしょう。ニート・フリーターを克服する強い意識が少子化のキーワードではないでしょうか。

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