日記

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2006年7月1日(土) 橋本氏の訃報

弊社HP開設0.5周年、あっという間に半年が経過しました。今日は橋本元首相が亡くなられたとのニュース、1996年から1997年にかけて一国の首相を務められ、まだ60代後半という若さで亡くなられました。橋本首相といえば、村山首相の後任としてバブル崩壊直後の混乱政治のまっただ中における政権であったかと記憶します。現在の小泉政権のように行政改革を提唱しましたが、あの混沌とした時代にあっては国民に理解すら得られない改革、「火だるま改革」とまで言われた改革指針は記憶に新しいものですね。あの96年から97年にかけては、自民党内にも規制緩和推進本部が設置され、私も高速道路の業務に関するヒアリングに招待され、霞ヶ関で1時間も答弁したことを思い出します。いわゆる平成の行財政改革・規制緩和が見切り発車された時代こそが橋本政権なんですね。ご冥福をお祈り申し上げます。

2006年7月2日(日) 警告カード

今回のサッカーW杯にあっては警告カードが多く出され、審判の厳しい視線が目立ちますね。それは、強いチームにも弱いチームにも平等な視線、極めて大事な意味を持つのは最初の警告(イエローカード)。選手はその最初のカードを背負い、感情を抑えて正当な判断のもとでプレーを継続しなければなりません。さてさて、最近の世界外交はどうでしょうか、あきらかに初回警告を甘くとらえているようです。また、そのカードを出した側にあっても、サッカー主審のように胸を張って大きく手を伸ばし差し出す姿とは異なり、ちらつかせるかのような素振りで相手の出方をけん制しているものばかり。外交カードが極めて慎重なものとは承知しておりますが、その機密の裏に存在する各国の隠された国益合戦、または国をも見捨てる企業の販売経路などの実態が見え隠れする実態は少々頂けませんね。あげくの果ての非人道的な警告(レッドカード)が突然出される心配も懸念されます。

2006年7月3日(月) 食べ物の話し

野菜が美味しい季節になりました。父親自慢の畑にも様々な野菜が実り、毎日のように美味しく頂いております。特に、ミニトマト・キュウリ・茄子などは最高ですね。そして、今年も楽しみなスイカにあっては、すでに直径30cmほどに成長。もうじき子供たちの口に届きそうです。食べ物と言えば、20代まではあれほど肉食であったのに、最近は魚類が中心の食卓を好むようになりました。特に、小さい頃にあまり好きではなかった焼き魚を好み、その食べ方も年齢とともに上手になるものです。

2006年7月4日(火) 興味ある法案骨子

公明党さんが医師や機材などを積んで急患を搬送する「ドクターヘリコプター」の移送費の一部に対し、健康保険などを充てるようにする法案骨子をまとめたと報道あり。この報道内容の詳細は不明ですが、米国等では民間救急車の利用に保険制度が活用されており、今回の国内でのこのような動向は非常に注視すべきものであると思います。公的サービスにおいては将来的に受益者負担に移行するものが多くなると思われますが、受益者自身が生涯負担していく保険等からの充てんが行われることには大賛成ですね。年金制度もいかがでしょうか、年金をかけない若者が多い世の中、正しい年金をかける方々には、将来自らが受けるであろう公的サービスにおいて、何らかの割引や充てんがあると確約されれば魅力も倍増されるのではないでしょうか。

2006年7月5日(水) 香川県警察協会

弊社も賛助会員としてご支援させて頂いております香川県警察協会の事業報告が届きました。警察協会は主として犯罪被害者支援を行うための財団法人なんです。犯罪被害者または家族の抱える問題は様々で、生命・身体・財産上の直接的な被害だけではなく、精神的ショック・医療費などの経済的負担・報道や取材によるストレスなど、いわゆる二次的被害を生じる方々が多いとのこと。情報化の時代にあって、その時代独有の新たな課題も指摘されており、犯罪や事件に遭遇したときに受ける精神的な傷、そのトラウマ(Trauma:心的外傷)の症状は引きこもり・のめり込みなどにつながっているようです。また、夢・幻覚・不眠などPTSD(Post-traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)を持つ被害者も多く、一つの犯罪・事件がいかに人々の歯車を狂わせるかを今、社会が一丸となって考えなければならないんです。

2006年7月6日(木) 四六時中も・・

梅・りんご・チェリー・あんず・いちご・キウイ・アボガドなどなど、さて何の話題かと申しますと、友人が「果実酒」たるものにハマっているとのことなんです。その友人いわく、この季節はビワ・レモン・すももなどが宜しいとのことで、ホワイトリカーに漬け置くこと3〜6ヶ月、美味しい果実酒が出来上がるんだそうです。お酒が飲めない私も、少し気になる美味しそうな話題です。その友人、とある山沿いに住んでおり、大量に果実が収穫できる環境にあって、その一部をお酒で頂くことに熱中している今日この頃だとか・・。話題変わって果実と言えば、「真夏の果実」(個人的に大好きなアーティストの歌です)。その歌詞の中に「四六時中」という表現がありますね。いわゆる日夜(day&night)です。真夏は様々なドラマあり・・ですが、私の「四六時中」は24時間年中無休を意味するもの、つまり申せば仕事三昧ということです。

2006年7月7日(金) 七夕の一等星たち

彦星と織姫が年に一度会うことを許された七夕の話し、この話しもまた中国から伝えられたもの。歴史上、日本は中国から仏教・古語・ことわざなどをはじめ多くの文学を学んでいます。その中国との関係が近年冷え込んでいることを懸念する報道をよく見かけます。例えば靖国問題、日本ではほとんど全ての国民がこの問題について知っているわけですが、中国では一握りの国民にしか感心がないんですね。以前の日記にも記しましたが、中国の地方都市における最も関心深いものは農業問題であり、中国政府も国内の農業一揆の沈静化に明け暮れる毎日なんですね。米国よりもはるかにお付き合いの古い日中関係、日本の政治家の一部においては日中国交正常化に焦りをみせているようですが、もっと大きな時計の針に触れて考えれば、東アジア最大の親友国であることは互いに理解しているものであり、彦星・織姫と同じく、天の川(無数の星)の中において、互いに一等星として輝く国同志、周期的に認めあう機会が必ずあると思いますね。

2006年7月8日(土) 北朝鮮の人々

台風3号が皮肉にも朝鮮半島に真っ向と北上しているではありませんか。ミサイル発射の挑発を行った国家に大きな被害を及ぼす可能性がでてきました。昨日記した中国と同様、北朝鮮にも極めて貧困な人々が国民の大半。お年寄りや子供たちの生活が気になります。今日も中国からの貿易規制が報道されたばかり、その貿易物資も貧困国民に支給されているかどうかは疑問ですが、いずれにしましても国際社会で何が起こっているか知る余地もない大多数の国民が新たな危機に直面しそうです。今日、宇宙ではディスカバリーが宇宙センターとドッキングしたとのこと、日本がはるか昔に鎖国を行っていた頃、他国ではディーゼル機関による画期的な社会が創造されていました。今の北朝鮮という国家は、あの時代の日本と本当に重なって見えます。ただし、竹槍や刀と違い、ミサイルは極めて危険です。

2006年7月9日(日) 水難

知人の姪(めい)が水難事故で亡くなったという訃報の連絡がありました。まだ20代ということで、心よりご冥福をお祈り申し上げたいと思います。例年、夏場は水難事故のニュースを多く耳にします。浅瀬の海水浴場やプールなど安全性を考慮した場所においても水難事故の危険性があり、本当に水の恐ろしさを痛感致します。水難事故においては、溺死(気道閉塞)と水浴死(冷水中低温刺激)の二つが主に考えられます。最も多いのは溺死、通常は鼻から吸って口または鼻ではく呼吸を行いますが、水泳中にあっては口から吸って鼻ではく呼吸を行います。これを誤って、水泳中に鼻から吸う呼吸を行った場合に海水を吸い込んでしまうことが溺死の最も多い原因と言われているそうです。これから夏本番、誰しも水の恐ろしさを十分に承知しておくことが必要です。

2006年7月10日(月) スポーツから学ぶ

サッカーW杯はディフェンス重視のイタリアが優勝。ディフェンスはもちろんのこと、フォワード・ボランチの選手までが味方ゴールを守り抜く試合はサッカーファンを魅了したことでしょう。「攻撃は最大の防御」という言葉もありますが、守備というものが本当に重要であることが立証されたのではないでしょうか。商いもそうですね、チャレンジ精神をもって真撃する時には常に基盤をどっしりと構えることが必要です。何事があっても揺るがない心構え、しかもイタリアの選手同様に迅速・的確・柔軟な守備構えが不可欠なんですね。本当にスポーツから学ぶことは多いです。ちなみに、私が若き頃に行っていました陸上競技、その孤独なアスリート魂から唯一学んだこととと言えば、何と言っても「自分自身を信じること・自分自身がやり抜くこと」でしょうか。何せ、記録更新もそうですが、槍投げという競技の練習は、投げても勝手に帰って来ません、投げた槍は自分で拾いに行かなければ次の投てきを行えないのですから。

2006年7月11日(火) 危険物の恐ろしさ

数日前の中国自動車道、タンクローリー車の横転事故現場でガソリン流出炎上が発生しました。向かったレッカー事業者さんの作業員さんが負傷され、その恐ろしさを電話でお聞き致しました。消防署員さんと共に車両に近づいた一瞬の出来事、危険物積載車両の事故現場がいかに危険であるかを改めて実感するものです。弊社も危険物積載車による事故現場に何度も出動しておりますが、事故の場合はどこから液体または気体が漏れているか把握しにくい場合も多く、消防機関の指示による作業手順と言えども安易な心構えは禁物です。過去に劇薬ホルマリン満載のローリーが横転し民家に激突した現場に出動したことを思い出します。消防署員さんが酸素マスク装着した現場、半径2キロの住民に避難勧告されたその現場にあって、タオル一枚で玉掛けに挑んだのですが、今思えば無謀な作業であったと振り返ります。事故処理というものが、いかに危険な作業であるかということ、それは、最前線を自ら経験してきた者のみ知りうる実態なんです。

2006年7月12日(水) 品物のプチサービス

最近、お店や自販機で販売されているジュース・お茶・コーヒーなどに、「おまけ」が付いているものが多く見うけられますね。特に、サッカーW杯の開催中は目立って多くの品目に付いていたような・・・。が、しかし、タバコは値上がりしたというのに、カート買いで精々ライター1個のサービス程度なんですね。サービスと言えば、昨日、自販機でコーヒーのショート缶を買おうとしたところ、ご親切にも「夏期限定の30%増量」とのラベル付き「超ロング缶」が出てきました。時には嬉しいはずの「増量」という文字が、この時だけはムッとしてしまいました。おそらくは、ロング缶の選択で出てくる品物なのでしょうが・・・。モノを大切にする精神ゆえに、ためらわずの一気飲みした結果、数時間ほどの吐き気が生じました。

2006年7月13日(木) スタミナ不足

早くも熱帯夜なんでしょうか、夕暮れ時から深夜にかけて気温が下がっていく実感がありませんね。浴室においても、湯船につかる気になれず、ここ最近はシャワーですませている日々が続いています。エアコンは翌日に体のだるさを感じることから、できるだけ付けずにと思っているのですが、窓を開けても心地よい風は期待できない状況。眠りが浅いのか、夢見ることも多いんですね。そう言えば、子供たちも来週末から夏休みとのこと、これから夏本番に向けたスタミナ対策を考えていかなければなりません。

2006年7月14日(金) 息子たちの学びごと

小学6年生の長男、その算数の宿題。我々の世代で学んだ計算方法とは異なった学習が目立ちます。ちなみに小学1年生の次男の算数、たし引きの考え方も昔と今では違うんですね。そろばん世代の私としては、少し困惑してしまいます。さて、感心しているものと言えば読書の習慣ですね。はっきりと・大きな声で音読をする宿題が毎日のように与えられています。日常は現代語のような会話が目立ちますが、国語はしっかりと学んでいるようですね。さて、もう時期夏休みに突入する子供たち、宿題に追われることのないように計画的に出来るかどうか楽しみです。そう言えば、昨年の工作ではレッカー車を作っていたようですが(しかもアンダーリフトが伸縮していた)、今年は何を作るのかな?

2006年7月15日(土) 親子サッカー

仕事の合間に親子サッカーに参加。年に一度、息子たちのサッカークラブが親子サッカーを開催します。今日は夕暮れ時からの行事に参加、子供たち(小学6年)VS保護者の試合に出場してみました。分かってはいたものの、やはり足腰が言うことをききません。ディフェンスの位置にて構えていましたが、子供たちのドリブルに反応できず。更に、飛んできたボールにヘディングを試みてみれば、ボールは頭上高く真上にドカーンです。気が付けば試合終了、汗だくで帰社すること数十分、立てる気力さえ失っていました。気持ちだけで体動かずの年齢を十分実感した触れ合い競技でありました。ちなみに、その後のレッカー作業で振り上げたはずの足が上がっておらず、クレーンのアウトリガーにつまずいた自分を細々と慰めた次第です。

2006年7月16日(日) やはり「おやじ」

今日の日記は予想通りの「筋肉痛」「関節痛」です。昨日の親子サッカーが体中にダメージを与えているようです。朝からストレッチを行い、恥ずかしいので湿布は使用せずの我慢&頑固おやじ状態。高速道路上で故障車を積載しようとウインチ作業を行ったとき、いわゆるけん引フックにワイヤーフックをかけようと中腰状態になった瞬間、太股あたりに違和感が発生・・・。と言うより、昨日から今日にかけての日記が寂しく感じます。更に明日が恐ろしい・・。

2006年7月17日(月) 海の日

海の日が祝日となって今年で10年。午前中に業務交代し、子供たちと海へ出かけました。レジャーボートで海に出たのは実に15年ぶりのことです。そう言えば、高校時代(16才)に海技免許を取得してから23年が経過。20年前の瀬戸内海においては、赤潮がいたるところで発生、また瀬戸内海のド真ん中では考えられないほどのゴミが漂流していたことを思い出します。久しぶりのマリーン近辺での水面は非常に美観もよく沖合の水面も本当に綺麗でした。少しばかりのキス釣りを試みましたが、釣果はまずまず、飲食のゴミ・釣り用具のゴミなどをナイロンに種類分けし、子供たちに海でのマナーを伝えることができました。

2006年7月18日(火) 路面の凹凸

民間救急サービスの患者搬送業務を実施するようになって以来、路面の凹凸が気になるようになりました。患者様の搬送時にあっては、防震用ストレッチャーを装備したエアサス車両でご送迎するのですが、非常に悪い路面の道路にあっては走行速度やブレーキの配分などに気を配ります。一般道では下水道や水道工事の本舗装前における路面、またはマンホールなどの段差が多く、本当に搬送時の運転には気をつかいますね。レッカー移動や車載運搬時にあっても走行時に気配りするのは当然のことですが、寝たきりの患者様をご送迎する場合にあっては、より慎重な運転技術が必要です。公的救急車にあっても、タイヤが路面から受ける衝撃や揺れは同じものです。しかしながら、これら救急自動車が日々走行する総合病院などの付近における路面の状態が悪い所が多いことを指摘します。行政サービスにおける公共投資が、もっときめ細やかに実施されることを期待したいと思いますが・・・。

2006年7月19日(水) 道州制が時期尚早だって?

県内17市町長と知事による県市町長会議が開催されたとのこと。主たる議題は「道州制」を見据えた意見交換。慎重派の首長の中には、道州制への取り組み姿勢に時期尚早と考えている方々もいるようですね。その本音とは、市町村合併後の議員・職員の交通整理に必要な時間の問題を指摘するものなのでしょうか。そもそも、市町村合併とは住民の利便性・サービスの高度化や多様化・基盤整備の推進・行財政の効率化が最大メリットとされており、これらを広域的な観点でスリムな人的投資をもって行うことに各市町の力量が問われることとなります。今回参加した各市町の中には、今年に入って早々の合併、または合併に参加しなかった町もあり、様々な考え方が取り巻いているようです。また、各市町の職員の見直しにあっても、企業と同様に厳しい視点を持つことがキーワードであり、各行政サービスにとって望ましい人材を選定していくことが「まちづくり」に極めて必要な要素となるでしょう。聞くところによれば、職員の中には厳しい観点を指摘する方々も増えている(上司の苦情など)とのことで、こうした動向が役所内部の改革を推進するに必要な源となることを期待したいと思います。いずれにしましても、道州制は時期尚早ではなく、目前に迫った地方分権という避けて通れない改革なんですから、各首長さんも真剣に考えてほしいものです。

2006年7月20日(木) 自分自身の中で輝くこと

四国地方の過去平均での梅雨明けにあっては、7月17日と言われております。今日も朝から大雨、梅雨明けどころか災害がおきてもおかしくない天候が続いていますね。中部地方を中心に土砂崩壊や河川氾濫が報道されておりますが、今年の夏も異常気象なのでしょうか。沖縄でも6月20日に梅雨明けしたかと思えば、その後も大雨の被害が多発しているようです。それにしましても、土砂災害の光景は非常に残酷なものです。また、その現場にて救出活動を行っている方々にあっても、二次災害の可能性が十分考えられる状況下の中においての作業は、まさに命がけなんですね。大事故現場でのレッカー作業もそうですが、直面する現場を前にした状況下にあっては、関係する方々からの一刻も早い作業を期待する視線を感じることでしょう。しかしながら、作業完了後にあって、一定の時間が経過した後にあっては、本当に当たり前のように思われることが多いものです。したがって、レッカー作業員もそうですが消防署員・救急隊員・警察署員さんたちの業務に対する満足度とは、だれかに評価されることよりも、自分自身が納得した作業を果たせたかどうかなんですね。常に自分自身の中で輝くことが大切です。

2006年7月21日(金) 自己評価

通信簿とは懐かしい言葉ですが、夏休みに突入体制の息子たちが持ち帰ったその中身を拝見致しました。昔と違って、主として自分自身が評価する成績表なんですね。それでも、彼らは非常に顕著であり、良くできた教科には当然のごとく◎、少し課題を残した教科には○などなど、自分の評価に対しては意外に厳しいようです。自己評価と言えば国政での各政党におけるマニフェスト、あるいは県政や市政における首長さんや議員さんたちの公約や提言など、各党・各人の自己評価にあっては如何なものなのでしょうかとお尋ねしたくなりますね。そう言えばあんなこと言ったかなという人もいるのではないでしょうか。政治家方々の達成感や自己評価は、意外と選挙結果だけなのかも・・?純粋な子供たちの方が自分自身に厳しいようです。

2006年7月22日(土) 納涼の夕べ

町内の保育所が行う「納涼の夕べ」を少し拝見しにお邪魔しました。二人の息子たちもお世話になった保育所の園庭、子供たちの育成を見守る保護者の方々が一生懸命にバザー販売などを行っておりました。私も8年間ほど保育所の保護者として運営に携わっていたので、設営から後片づけまでの大変な工程を知りうる立場からの視点に立って見学させて頂きました。今年は「カブトムシ」の販売もあり、最近ではカブトムシなど触れる機会も少ない子供たちにとっては、本当に最高の企画であったことでしょうね。企画運営に携わった父母の会の皆様方、本当にお疲れさまでした。

2006年7月23日(日) 不快指数

異常なほど交通事故が多発した一週間。雨天による路面や視界の影響もあるとは思いますが、中には不快感が原因であるような事故も見受けられました。不快感とは、不快指数という数値が示すもので、温度と湿度による不快度数値の計算式も正式に存在、0.72×(乾球温度+湿球温度)+40.6だそうです。この数値が70を超えると不快感が少しづつ表れ、75で半数の人、80を超えるとほぼ全員が不快感を感じると言うことです。日本人にあっては、77で65%の人、85で93%の人が不快となるデーターが存在しているんですね。とにかく、ここ数日における出動において、私も何度も着替えを行うほど汗だくになっています。何とも蒸し上がるような状況下での事故処理作業なんですね。ちなみに、少し減量できたかと体重計にのってみましたが、汗かく量だけ水分補給をしている為か、体重は減るどころか少し増えているようです。

2006年7月24日(月) またしても中東

緊迫している北朝鮮問題が取り上げられる中、中東が大変なことになっているようですね。イスラエル・パレスチナ紛争の火種が広がっている最中、今度はイスラエルとレバノン国内に拠点するビスボラとの紛争。極めて大変なのは、ビスボラにイランが支援しているとの噂、国際世論の賛否によっては中東戦争などと言う事態に拡大する恐れも否定できない状況となっているようです。日本では考えられないほどの兵器を所有する中東諸国が武力行為を行うことがいかに非常事態であるかを考えさせられます。例えば、ビスボラと言う過激派だけでもロケット弾など1万発以上も所持しているとのことですから、化学兵器の使用なくとも多数の死者が出るものと予想されます。これら兵器を売買する近隣大国の実態とは、報道をはるかに超えているものなのでしょう。東アジア諸国の問題よりも、中東問題の激化のほうが今後、本当に目が離せないものとなりそうです。

2006年7月25日(火) 療養病床について

政府が打ち出した療養病床の再編と削減が全国的に問題視されはじめているようです。特に、公立病院の病床削減に反対する首長の半数以上が反対を表明しており、行き場のなくなる高齢者に対して懸念が広まっているんですね。2011年度までに、全国にある医療保険適用医療型の病床25万床を15万床に、介護保険適用介護型の病床13万床を全廃する政府方針の5ヶ年計画。退院や退所後の行き場、いわゆる受け皿が不十分である以上、余儀なく自宅への帰宅をせまられる高齢者の方々が激増することに不安を抱えることとなりそうです。逆に、賛成する立場の意見とは、厚生労働省などが主張する、医療の必要度が高い患者への病床の憂慮。慢性病を抱える患者さんが自宅療養となれば、自宅での医療対策という問題が起こります。通院などの負担も増え、まさに高齢化社会の様々な異論が勃発するのは必至です。

2006年7月26日(水) 青色点滅の信号機

また新しい交通ルールが始まるそうですね。押しボタン信号のある交差点、その車両から見た「黄色点滅」の信号が、9月から「青色点滅」になるとのこと。横断者に対し、この交差点は車両が優先するものであるということを認識させ、確実に押しボタンを押して信号を起動させなければ危なくてわたれませんよと認識させるのが目的らしいのです。1963年から43年間もなれ親しんだ車両側の黄色点滅が、いきなり青色点滅になることに対し、主として車両側の交差点徐行の認識が薄れることを懸念します。今回の目的、横断者の確実なボタン操作を呼びかけるものとは大賛成ですが、逆に幅員の狭い点滅交差点にあって、何となくボタンを押さずに横断する習慣をもった高齢者や子供たちの危険性が気になります。横断者側に対する周知が十分行き渡るまでに時間がかかりそうです。ちなみに、39都道府県がすでに開始されているとのことで、認識の問題も多いようです。

2006年7月27日(木) 保育所の民営化賛否

高松市が保育所民営化を先送りとのこと。保護者側の賛否・移管先法人の引き継ぎなど様々な問題があると見受けられます。国鉄・電電公社・公団・郵政などのケースとはまったく違い、地方行政の施設民営化にあっては移管先にすべて引き継ぐもの。当然、職員・環境・運営方法などの移管に対し、利用者から異論が生じることは必至、特に保育所など子供をあずける保護者から見た視点は厳しいものがあるようです。すべてはサービスの低下を指摘するものであり、子供たちへのサービスとは各職員さんの力量次第。そもそも保育所民営化も行財政難が要因、ならば正職員給与を引き下げることで解決できるものと言っても過言ではないですね。今の時代、民間企業は全てのコスト削減を行う一方で、やる気のある方々への報酬は惜しまないからこそ、そのサービス向上が維持できるのです。行政は未だに年功序列、また特に保育所などは正職員と臨時職員との給与格差が大きく、しかしながら正職員同等の職務を臨時職員が実施している状況。であれば、やる気のある臨時職員給与をアップ、同時に正職員の給与を引き下げるなどの施策を講じることで公立保育所の存続は維持できるのではないでしょうか。まずは、役職報酬(所長・園長以上の役職等)をもっと見直す必要が急務であるという世論を迅速に解決すべきでしょう。弊社近くにある保育所、この保育所でもやる気のある臨時職員さんが正職員さんと同等のクラス担任を主体的に任されているようですが、子供たちをあずける保護者の信頼は非常に高いようです。企業と同じく、若くしても社会に貢献する意欲のある臨時職員さんたちの待遇を見直すことでサービス向上を図ることは可能であり、一方では財政難の理由につきマンネリな正職員さんの待遇も見直すこと、これらを行政トップの視察力(職員を見抜く)で改善することが身近な処置であると思われますね。これら抜本的な整理を行うことができない以上、公的存続や民営化の議論に進むことは困難かつ無理押しであると思います。

2006年7月28日(金) 四国ハイウェイ親交会10周年

高速道路上の事故車等排除業務に対する二次災害防止と道路の円滑維持を研究する「四国ハイウェイ親交会」が今年で設立10周年を迎えました。今日は、徳島県にて第10回定時総会を開催。四国の高速道路および瀬戸内3橋にて高速道路上でのレッカー業務に携わる経験豊富な事業所さんが相集う本会にあっては、この10年間で様々な安全対策等を実施してまいりました。私も微力ではありますが、本会の事務局を務めさせて頂いており、高速道路を利用するおおよそ大多数のドライバーの権利保護、あるいはレッカー業務を行うオペレーターの皆様方の安全確保に対する本会での実績に対し、非常に誇りに思う次第であります。時速100キロの車両が走る高速道路において、その業務は命がけ。このような社会的責務を背負った事業所各位の円滑かつ安全な業務遂行に、今後も更に精進してまいりたいと思います。会員事業所の皆様方、今日は本当にお疲れさまでした。追伸:Aダイヤル様にはご遠方からご参加賜り、誠に有り難うございました。

2006年7月29日(土) 様々な甲子園

昨日の四国ハイウェイ親交会総会の懇親二次会場、隣の席にて高校野球の話題で盛り上がっておりましたお客様、徳島大会決勝戦で塁審をされた徳島県高等学校野球連盟の審判部副部長の森本さん。昨日の決勝戦では徳島商業が優勝されたとのことで、その試合の審判内容を振り返りながら美味しいお酒を飲まれておりました。この森本さん、中四国代表で唯一1名限りの甲子園での審判に選ばれたとのことで、とてもご機嫌のようでした。甲子園とは高校球児が目指す全国大会と同時に、森本さんのような審判員の方々や、開会式・閉会式でプラカードや吹奏を担当する高校生などなど、様々な人々の夢が実現化する舞台なんですね。森本さんは3試合の審判を務める予定とのことで、大勢のご家族や友人が応援に来てくれるそうです。それから私に一つ約束をしてくれました。塁審におけるジャッジ、「He is out !」のゼスチャー、大きく拳を上げて日頃はやらないほどの手振りを見せてくれるとのことです。森本さん、絶対に拝見いたしますのでがんばって下さいね。

2006年7月30日(日) セミ

ミ〜ンミ〜ンと「セミ」が至るところで鳴き始めています。まさに夏本番を感じる光景ですね。土からはい出たセミ、たった2週間という短い生命、その命ある限り鳴く姿に共感しつつ、私も何とか暑い夏をのり越えていこうと思います。さて、セミといえば土中で7年間ほど生息する昆虫。羽を広げてからは2週間ほどの命ですが、彼らは子孫を数多く生み育てることを重要な目的とする遺伝子を持った昆虫なんですね。ゆえに、天敵から卵を守るために土中での生息を最優先しているわけなんです。その分と言っては何ですが、最後の2週間は本当に精一杯に鳴いています。考えてみれば、年間を通じてセミほど音高く鳴く昆虫はいないのではないでしょうか。そう考えれば、我々もセミに見習うことが多いのでは。

2006年7月31日(月) 蓑虫(みのむし)

昨日に引き続き昆虫の観察。弊社前の道路植栽に植えられた高木から、沢山の蓑虫(みのむし)が細い糸でぶら下がっているんです。その姿は何とも愛らしく、昨日のセミとは逆に、とても物静かな様相。揺れる蓑(みの)は風まかせ、至って時間に左右されず悠々とぶら下がっているだけのように見受けられます。人にも彼らのような時間の過ごし方が必要なんでしょうね。皆様方、間違っても蓑虫のように蓑隠れしたいとお考えにならないように。

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