日記

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2006年11月1日(水) 身近な犯罪に不安

年の瀬はまだ2ヶ月も先というのに、今日から年賀はがきが発売されると言うことを耳にすれば、その残り2ヶ月もあっという間のような気がしてまいります。そんな11月初日において、早朝より市内繁華街の雑居ビルにて新聞配達の男性が殺害されたとのこと。新聞・牛乳などの配達は早朝に一人で行われることから人目に付きにくく、考えてみれば危険な業務。明日からこの地域を配達する同僚の方にとっては、とても不安な心情ではないでしょうか。近年、早朝から健康維持のために町並みを歩く人々をよく見かけますが、その大半は一人での散歩、こうした方々にあっても今朝の事件は人ごとではないかと。これから暮れにかけては全国的に犯罪が増える時期、より一層の警戒が必要です。

2006年11月2日(木) 夢を現実に

プロ入り21年目にして今季限りで巨人軍を退団する桑田投手、その39才ベテランが更なる挑戦との報道。私と同じ年齢の彼が、心の中で長年に渡り封印していたもの、やはりメジャーへの挑戦だったんですね。昨日は西武の松坂がメジャーに向けた豊富を語っていましたが、いよいよメジャーレベルに達したと実感しての上で挑もうとする松坂と、夢であったことに今まさにチャレンジしようとする桑田との比較、当然のごとく意味は大きく違っているように見えるはず。しかしながら、幼い頃から白球を追いかけ、そして野球選手として常に上を目指す情熱は比較するに値しないものであり、まさにチャレンジアップとはこのことですね。結果を恐れずにこれから受け入れ先のチームを待つ桑田投手、野球だけでなくあらゆるスポーツを愛する子供たちに夢と希望を与えてくれることでしょう。

2006年11月3日(金) 単なる緩やかな上昇線

政府は戦後最長(58ヶ月)の景気回復(「いざなぎ景気」抜く)と判断。さて、この言葉を聞いて悲観する人は多いのではないでしょうか。景気循環(回復・好況・後退・不況)とは、谷〜山〜谷で1循環、バブル崩壊後の谷はあまりにも深く、その深い谷から抜け出すには緩やかな回復が長く続くのは当然、しかしながら上昇線とは回復+好況であり、生活実感が上向くには回復から好況へ転換していかなければなりません。政府が表現するマクロ経済ベース(経済指数・GDP数値)を基とした回復判断、産業全体が極度に少ない労働力・設備投資をしいられた状態のままで一部の産業が業績アップ・株価上昇となれば一定の景気上昇を見るのは当然。しかしながら、経済全体の活動水準において地方で大きな格差が生じていることを問題視します。地価・株価高騰によるバブル景気を経験しその代償を受けたことを振り返りつつ、実働企業の底上げを図っていく政策が急務であることを承知してほしいものです。

2006年11月4日(土) 自由とは

アメリカ合衆国独立100周年記念(1886)にフランスから送られた自由の女神、彼女は右手に松明、左手にはアメリカ独立宣言の日(1776.7.4)が刻印された銘板を持ち、7つの大陸と7つの海に自由が広がることを念じた7突起の王冠をかぶって米国民を見つめています。この自由を勝ち取ることに対し、米国民の思いが二つに分かれているという特番を拝見。同時多発テロ以降、自由国家に牙を向けた者に報復すべきか、あるいは耐え忍び自由を勝利するかの選択肢が超大国の中において渦巻いているとのことです。そう言えば、今も世界各地で自由を広げまた勝ち取ろうとする米国民が多くの犠牲を払いながらテロリストと向かい合っています。世界各国からの移住者を受け入れた超大国の自由主義が、あらゆる宗教と思想を持つ世界各国に何をもたらすか、平和とは一体何なのかをじっくりと考える一日でした。

2006年11月5日(日) イマジン

昨日は自由という言葉を深く考えさせられる特番を拝見すると同時に、ラジオではまたまた考えさせられるコラムを耳に致しました。ジョン・レノンの「イマジン」です。彼の書いた詩が意味するものとは「国境のない世界を想像してみよう」です。ある宇宙飛行士が地球を見たとき、どこにも国境線など存在しなかった。すべての人々が分かち合うことを理解しあうことができれば国境など必要ないというものです。とても分かりやすく、しかしながらとても難しい言葉ですね。今の時代、世界情勢においても、また一国の経済社会においても「競争」という言葉が常に先行しています。歴史の上においても、共に分かち合うことの難しさをしっている我々、理想と現実の狭間においてこうした想像すら考える時間もままならない日々の生活を少し見直したいと実感しました。

2006年11月6日(月) 一歩進むこと

ここ数日、自由・平和・戦争など人々の理想や現実を考える特番をテレビ・ラジオで拝見しておりますが、今日も業務から帰宅したと同時にNHKにて聞き慣れない言葉を耳にしました。「核」は「絶対悪」である、日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏の言葉です。あのアインシュタインが生きた時代に物理学賞を受賞した湯川氏、その時代の物理学者がつくった核兵器に対し、自らも出会ったアインシュタインの遺志を引き継ぐべく、核に対する科学者の責任を提唱したんですね。「核廃絶の道は必ずある、人類の叡智を結集すべきだ」との言葉の裏には、非常に内向的な生活の中で社会にあまり接することのない自分、しかしながら自分が志した物理学は人類に危機を与えるほどのものであったと実感した湯川氏の責任感が伺われます。「一日を生きるということは一歩進むことである」とは、何事もいつの日かきっと取り返すことができるという意味なのでしょうか。まさに、今の時代に必要な言葉ですね。

2006年11月7日(火) 長男の誕生日

長男が今日で12才、お誕生日おめでとう!背丈も160cmと大きくなり、全体に体つきもガッチリしてきましたね。幼い頃は少し喘息ぎみでしたが、小学校でサッカーを6年間続けてきたことで何とか克服できたようです。いまだに一緒に風呂に入り、一日の出来事を語り合えることを嬉しく思います。子供が大きくなるにつれて、両親という存在だけでなく、父親としての存在感を考えるようになってまいりました。業務上、緊急で出動する日々の私ですが、その狭間にあってはできる限り子供たちと会話することを心がけています。宿題・スポーツ・友人関係などの話題に対し、決して途切れることのない会話を続けていくことが父親としての役目であると実感します。これからも、人には迷惑をかけず、自主・自立・責任ある学校生活を送ってほしいと思います。

2006年11月8日(水) 夕暮れ注意

夕暮れに弊社の隣接にて車と自転車が接触、時間は午後5時すぎのことです。ちょうど辺りが薄暗くなる時間帯、帰宅者を中心に車や自転車が数多く目立ちます。幸い大きな怪我もなく大事には至らなかったものの、一瞬の出来事にヒヤリとしました。駐車場や店舗などから本線道路に出てくる車両の大半にあっては、右から来る車両に集中するあまり左からの歩行者・自転車を見逃しがちですね。今日の接触事故もまさにその通り、あきらかに左側の動向を見逃していたようです。このドライバー、右見て・左見て・右見て、さらに左見ての繰り返し動作がいかに大切かを実感したことと思います。これから更に夕暮れ時の運転に注意が必要であり、自動車だけではなく歩行者・自転車の心がけも大切となりますね。

2006年11月9日(木) 119番の日

11月9日は1987年に消防庁が制定した119番の日。火事・救急における誰しも知っている電話番号ですね。さて、交通事故の場合において当事者が一番に電話する番号とは110番なのか119番なのか、当然ながら人身事故における怪我の程度にもよるものと思われますが、よく見かける光景としては警察の到着後に改めて119番要請する当事者は多いのではないでしょうか。とりわけ、救急車に乗って行けば病院もすぐに対応してくれるという理由もあり、念のために119番と考える人が多いようです。ストレッチャーも必要なく、いたって自分自身で歩くことは可能、椅子に座って病院へ直行といったところでしょうか。この軽傷者における救急車利用に疑問を抱く声が高まっている近年において、119番という番号の定義が今まさに見直されようとしています。

2006年11月10日(金) いじめ

毎日のように報じられている「いじめ」、いじめられる者といじめる者、傷つけられる者と傷つける者、この両者に共通するものとは一体何なのか。分かりやすい表現で言えば、互いに「強」ではなく「弱」であると言うこと、体や声などの強弱ではなく、「心の強弱」の問題であると思われます。世間一般に「弱い者いじめ」という言葉がありますが、本当は「弱い者同士いじめ」が正しい表現なのではないでしょうか。教育現場では様々な考え方があると思われますが、是非とも「心の強弱」を教えて頂きたいものです。強い心を持つこととは「努力」すること、努力すると言うこととは「実る」ということ、実ると言うこととは「満足」すること、その正しい満足感を知らない子供たちが増えているんですね。まずは、家庭や学校において努力するテーマを与えることから取り組む必要があるようです。

2006年11月11日(土) 財源とは

いよいよ道路特定財源の使途について本格的な議論が始まったようです。道路整備に使途を定めている道路特定財源の一般財源化にあっては賛否両論、あるアンケート調査結果にあっては反対意見が大半を占めているとのこと、一方で日本自動車連盟の主張としては税収のすべてを道路に使わないならば税率を下げろとのこと。さてさて、最終結論は一体どこへ向かって行くのでしょうか。いずれにしましても、財源移譲がどうこうではなく、国民にとって本当に必要な分野での財源利用を真剣に考えて頂きたいと思います。ここ数年、特に公共事業にあっては予算配分が極めて減少、維持していかなければならないものまで蚊帳の外に置き去り状態のような気が致します。また、国内就業者の約10%は建設業またはそれに関連する人々、確かに過剰な公共投資を行った時代もあったかと思われますが、いつまでも公共投資に背を向けず、活力ある国民生活の一環としてある程度の投資を考慮すべきではないかと考えます。

2006年11月12日(日) たいやきくん

この時期になると車で走行中に目に付くものと言えば、あったかい食べ物を販売しているお店でしょうか。今日も移動中に脳裏によぎった食べ物、あったかい鯛焼きでした。さっそく知りうるお店へ直行、看板を見るだけで温かさを感じましたね。少し小ぶりの鯛焼きではありましたが、あんこが充満された一品に十分納得しました。小学校低学年の頃(昭和50年代)に大ヒットした童謡「およげ!たいやきくん」を思いだします。子門真人さんが「毎日・毎日・・・」と歌っていた昭和のヒットソング、海に飛び込んだ鯛焼きは大海の広さや危険を知りつつ、最後には釣り針に引っ掛かってしまうというもので、「おじさん つばを飲み込んで ぼくをうまそうに食べたのさ」で締めくくられています。子供たちの番組からヒットした歌なのに大人たちにも共感した理由、会社を辞めたいサラリーマンの気持ちを代弁した歌詞であったことが更なるヒット要因だったとか。現代の社会人が改めてこの歌を聴いたとき、どのように感じるのでしょうか。

2006年11月13日(月) お客様とのコミュニケーション

時に行き先に向けての進路を変更することありです。患者搬送において、ご家族の要望で患者様の生まれ故郷の地を通過する場合があります。今日も患者様やご家族の思い出深い町並みを通り抜け、目的地の病院までご送迎させて頂きました。民間救急車を利用して良かったと言って頂ける一幕ですね。患者様によっては長期の入院から転院または帰宅される方も多く、寝たきりのストレッチャーから外の風景を見たいと言うご要望もあり、車内のカーテンを全開し目的地までの景観をご覧頂くことも多いんですね。乗務員は常に患者様を観察するだけでなく、送迎中にリラックスして頂くための会話や表情にも心がけなければなりません。これはレッカー・ロードサービスにおいても同様、安心かつ信頼して頂くためのコミュニケーションなんですね。この時期は、特に山々の紅葉が心を和ませるもの、季節に応じたお客様との会話を我々もまた楽しみにしているところです。

2006年11月14日(火) 自動車も長寿

どうやら高齢化は人だけではなさそうです。自動車検査登録協力会が発表した自動車保有動向において、軽自動車を除く自動車の平均使用年数は11年、調査を開始した1974年以降で最長となったそうです。新車販売の不振、自動車の性能などなどが要因とのことで、車の平均寿命が年々長くなっているんですね。この結果にあっては、軽自動車を除く調査であることも一つの理由かと。最近は軽自動車を利用する方が多く、弊社のレッカー業務においても軽自動車の事故搬送が多くなっているようです。一方で、エンジントラブル等の故障車搬送にあっては、年式の古いものを中心に軽自動車以外の乗用車が多いのも今回の調査結果の表れかもしれませんね。

2006年11月15日(水) 島々の人々

瀬戸内海には多くの島々があり、多くの人々が暮らしています。その生活を支えているのが定期船、今日もその定期船にて尊い命をご送迎させて頂きました。数ヶ月前に島内から四国本土に救急搬送された患者様、症状も良好となり島内の病院まで転院、ご家族に見守られ無事にご送迎させて頂くことができました。ご家族の要望もあり、ストレッチャーでご自宅内にも立ち寄ること数十分、転院先の病院にあっても温かいお迎えを頂戴しました。島内には限られた病院施設しかありませんが、島民の皆様方にとっては何より大切なものの一つであり、そこには離島独有の「おもてなし」を感じましたね。そしてあの定期船、今日もまた互いに支え合う人々を乗せて入出港しているんですね。

2006年11月16日(木) 欠席は単なる放棄

教育基本法改正案が与党の単独採決にて衆院を通過。結局のところ、継続審議を求める野党はその抵抗姿勢を貫き国会審議を拒否したこととなります。どの政党がと意見する訳ではないのですが、何事あっても欠席はいけませんね。実際の教育現場においても、その授業がいかなるものであろうと勝手気ままな欠席は禁物ですよね。例え目の前で賛成多数の可決が行われたとしても、その場に座っていることが国会議員の仕事ではないかと思いますが。与党が予算編成作業に支障のないように早期可決しただとか、野党が沖縄知事選挙をにらんだ政争をしかけただとかは報道も欠落している模様です。現行法か改正案かは賛否両論するもの、しかしながら政治的対立の象徴を示唆する野党の考え方は頂けません。さて本題の改正案、愛国心についての様々な解釈が本格化されます。愛国心が心の自由を奪うと言う教育者や学識経験者もいるようですが、本当に意味する自由を分かっている国民が日本にどれほど存在していると言うのでしょうか。むしろ、勝手気ままな自由を求める人ばかりが目立ち、自由競争にもモラルすらない状態。世界レベルでは必要にならない自由ばかりを自由だと表現するのは恥ずかしいかぎりです。一昔前の愛国心と将来に向けた愛国心をはっきりと見極める時代に突入したことを自覚すべきですね。

2006年11月17日(金) 紅葉と落ち葉

山間部での大型車トラブルに出動、現地到着までの道のりにあっては山々の紅葉が美しいの一言。現地到着後、ドライバーさんとお茶を飲みながら紅葉のパノラマを満喫し目的地までレッカー移動させて頂きました。その帰り道、一般道の路肩で落ち葉を拾っている男性を拝見、小学生低学年のお子様と一緒に何やら真剣に落ち葉を選定しておりました。推測、小学校の図工に利用する落ち葉を収拾していたのではないかと思われますね。私も息子と一緒に落ち葉拾いに出かけたことがあり、珍しい落ち葉を選定するのに目を輝かせて探し求めたことを思い出します。落ち葉の他にも、松ぼっくりやどんぐりは図工の教材として親しまれており、親子で秋を満喫しながら教材収拾に没頭する姿は昔も今も変わらぬ光景ではないかと思います。

2006年11月18日(土) サポーターの声援

徳島県鳴門市にある鳴門陸上競技場にお邪魔、長男のサッカー試合の引率です。私としては陸上競技の四国大会に出場した思い出ある競技場、実に20数年ぶりのことです。今日は地元J2の徳島ヴォルティスがホームで試合を行うとのことで、長男はその前座試合としてU−12香川選抜のセンターバックとして出場、結果は徳島選抜に2−0で勝利。さてさて、その試合中に続々とサポーターが入場して来るではありませんか。さすがに地元、J1並みの観戦準備に少々驚かされましたね。観客席に座っていた私たちにも応援歌が配布され、小学生の試合終了後に大きな拍手を頂くこと数分後、リーダーのメガホンに合わせ応援が開始されました。いよいよ試合開始、対戦相手の草津サポーターの声援をかき消すような応援が太鼓や鐘のリズムに合わせて競技場内を一つにしていきます。サポーターあっての球技というスポーツを間近に見させて頂きました。いよいよ丸亀競技場においても12月において天皇杯の試合が開催されます。川崎と甲府の真剣勝負、我が家の目の前にある競技場でサポーターが大きな声援をこだまさせることでしょうね。

2006年11月19日(日) 地球温暖化の恐怖

今更ながらにして今からでも間に合う問題をNHK特集で拝見、深刻な地球温暖化の問題です。中でも、フロンガスがオゾン層のオゾンを破壊していく過程には唖然と致しました。このままフロンガスを使い続けると、例えば22世紀後半には米国で1億数千人の人々が皮膚ガンになるとのことで、紫外線の恐怖を改めて考えさせられました。二酸化炭素・メタンなどの温室効果ガスが大量に排出される世の中において、大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えることで気温が上昇することは誰しも承知のこと、その中でもフロンガスが及ぼす影響は想像を絶するものであるということを改めて実感します。20世紀に20cm上昇した海面、その海面上昇においても今後1000年で3mも上昇すると言われており、先進諸国の責任は非常に重いものであると言えますね。さて、残念ながら今の生活に欠かせないフロンガスを極度に減少させ、それに変わるものが発明される時代が訪れるのでしょうか疑問です。私たちは小さなエコライフをもっと真剣に行う必要が急務です。

2006年11月20日(月) 贈ると贈り合うとの大きな違い

11月も後半に入り、各地でクリスマス商戦が始まったようです。日本の場合、クリスマス商品にお歳暮商品が絡み合い、百貨店を中心に様々な商品が陳列されます。お歳暮にあっては日頃よりお世話になった人への贈り物として互いに贈り合う習慣として古くから定着しているものの一つ。さて、クリスマスプレゼントに関してはいかがなものでしょうか。私もそうですが、子供たちにプレゼントを買ってくるなど一方通行の贈り物といったイメージですね。しかしながら欧米諸国などでは、家族や友人の間で手作り物やカード等を交換し合う習慣があるそうで、この習慣の違いこそが日本国内の社会問題と重なり合うような気がします。日本人とは、本当に大切な心というものを互いに贈り合う習慣に乏しい国民なのかもしれません。今年は子供たちとクリスマスカードを作って贈り合うことをやってみようと思います。

2006年11月21日(火) 見て見ぬふり

朝のコンビニは大混雑、朝食を中心に購入するお客でレジはフル稼働。そんな便利な販売所に学生の平然とした買い物姿を発見。学生服の高校生がタバコを購入、レジ係の男性は胸に店長と書かれた名札をぶら下げて「ありがとうございました。またお越し下さい」と一言。「あれは高校生ですよね」と問いかけたところ、「そうでしたか?」と簡単に切り返されました。がく然として店内から外へ出てみると、父親らしき人が運転する車の助手席でその高校生は購入したタバコを吸い始めておりました。ある番組で拝見したことがありますが、東京都渋谷の中心街において商店街の人々が中心となるパトロール隊が、夜間の町並みを数名で巡回し、歩道上の青少年に「喝」を入れている光景が報道されていましたね。一度で若者の心を打つことは難しいものですが、日々の地道な活動が成果をあげているとのこと。叱って反発されることを承知の上でも、大人としての自覚を持った態度を示すことが大切です。

2006年11月22日(水) 武士道

国会が正常化となった中、教育基本法改正案の審議が継続されています。車中にてラジオを聴いておりますと、文部科学大臣が「武士道」について話されておりました。「武士道」とは「君に忠、親に孝、自らを節することを厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐れみをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」とされるも、古くからの観念と明治時代の観念が入り交じった表現として曖昧なところもあるとか。宗教色の弱い日本において、教育の一環における一例として取り上げることも賛否あれど大切な倫理観かもしれませんね。特に、近世の武士道とは明治維新に意味するところもあり、国に想いを寄せた思想も含まれているのではないでしょうか。最近の小学校では空手などの武道が盛んに行われており、礼儀を学ぶ環境が少しづつ浸透しているように拝見します。厳しい表現かもしれませんが、規範というものに触れる機会を子供たちに多く与えることも大切ですね。

2006年11月23日(木) 勤労

今日は勤労感謝の日、勤労を尊び生産を祝い国民互いに感謝し合う日です。尊び(たっとび=とうとび)は重んじるということ、働いて収穫を得るも喜びですが、働くこと自体も人として大きな喜びなんですね。さて、この日を前に先日は我がまちの職員団体さんがお役所職務でストライキを行ったとのこと、正しくは違法な職員団体活動であり、地方公務員法第37条に触れるそうです。住民生活密着部門の直営によるきめ細やかなサービス提供を目指すとした職員組合の皆様方、年初には反行革住民向けチラシ配布行動を行ったとされることも記憶に新しいことです。集会・労使団体交渉などは理解できますが、何事あってもストライキに触れる集会時間の延長は禁物ではないかと。訴える叫びと違法な叫びとは別格、職場環境の改善を訴えるにも知恵を搾った対策を考えてみてはいかがでしょうか。

2006年11月24日(金) ユニークな宇宙生活

毎日のように私たちが本当にちっぽけにしか見えないであろう宇宙飛行士さんが宇宙空間でゴルフを行ったとの報道。カナダゴルフ用品メーカーCMの撮影として国際宇宙ステーションのロシア飛行士がゴルフボールを打ち放ったそうで、飛距離は百数十万キロとのことです。何ともユニークで夢のある活動ではないでしょうか。1965年に旧ソ連が人類初の船外活動を行い、1969年に米国がアポロ11号にて月面到着以降、1998年から本格的に建設されている国際宇宙ステーション、今後も人類に多大な夢と希望を与えてくれることでしょうね。さて、宇宙での生活を紹介する情報を収集、お風呂・食事・睡眠もさることながらトイレがユニーク。直径10cmの吸込み口に正確な排泄を行い、用をたすと機械が吸い込み排泄物は真空乾燥されるそうです。

2006年11月25日(土) 夜間は凶器が走る

飲酒のドライバーは凶器です。単独事故の現場検証中において、停車中のパトカーに車両が衝突する事故が発生。要請を受けて現地に直行、パトカーは大破し警察官1名が負傷しておりました。加害者の運転手は飲酒、パトカーに衝突し隣接の墓地に飛び込んでおりました。我々のレッカー業務も同様ですが、事故発生現場を横切る車両にあっては十分に注意しなければなりません。パトカーの赤色灯ですら衝突を抑止できないのですから、夜間問わず作業中の危険予知は常に心得るべきことなんですね。さて、近年は単独事故ですから警察検証が不要のためレッカーを直ちに直行願いますと言う電話が増えています。しかしながら、ドライバーが飲酒の可能性も否定できず、弊社としては警察への報告を行ったことを確認しなければ出動を引き受けないことと致しております。これからの忘年会シーズンにおいて、夜間は特に飲酒による凶器が走っている可能性があるということを肝に銘じて業務に取り組まなければなりませんね。

2006年11月26日(日) 24時間勤務

安倍首相が首相公邸から首相官邸へ引っ越しとのこと、いわゆる住まいから仕事場への引越しですね。24時間勤務も態勢を覚悟とのことで、国内問題・外交問題に加え官邸訪問者との会談などなど首相もこれから多忙なんですね。ところで、首相官邸には危機管理センターがあり、以前に防衛庁長官を表敬訪問した時にお聞きしたことですが防衛庁などと地下でつながっているとか。米国のホワイトハウスもそうですが、機密な建物がどのような構造・機能をもっているのか興味のあるところですね。弊社も24時間体制ですが、首相にあっても心地よい24時間体制での緊迫感を持って取り組んで頂きたいと思います。

2006年11月27日(月) 社会貢献の意義

患者等輸送事業は緊急を有しない患者様をご送迎する事業、従来は救急車が出場(出動)していたこの搬送業務を行うにあたり、我々の出動が一つでも増えることで、救急車は一つでも多くの緊急患者のもとへ出向くことができる。このような信念と同時に、今後の課題として国民ひとり一人が尊い命を助けるという意識を向上させる必要が今まさに求められています。AEDが公共施設等に普及しているも、いざという時に有効な活用が周囲の人々によって可能かどうか。また、今以上の普及が望まれていることに対し行政がどのように取り組むのか、まだまだ安心・安全の確立には遠い道のりのようです。ところで、全国には多くのボランティア団体がありますが、AEDを各自が持参し各スポーツイベントに参加しているボランティア団体もあるとのことで、社会貢献という意義をじっくりと考えてみたいと思います。

2006年11月28日(火) ご近所様

ご近所様は大切なものです。弊社にカギの紛失によるカギ開けをご依頼頂くお客様にあっては、ご高齢でお一人暮らしの方が多く、その多くの方々がご近所様に電話をお借りして連絡して頂いております。弊社が到着するまでの間、そのご近所様方々にあっては困っていらっしゃる当事者の方を温かく接待してくれるんですね。現地に到着すれば、夜間にあっては電灯を持ってお立ち会い頂き、雨天の際には傘をもってご対応して下さるご近所様、日頃からのご近所付き合いが何をおいても大切であることが実感できますね。これは災害など、いざというときの共助にもつながる助け合いを意味するものであり、人は決して一人では生活していけないものなんですね。我に返り、明日から私もまたご近所の皆様方と共に支え合う生活を大切にしていきたいと思います。

2006年11月29日(水) 反省

日々の生活の中で、反省すべきこことは多くあり、今日もみずからが厳しく反省すべき一日でした。反省とは、自分の行ったことを返りみて、良くなかった点を認め、今後において改めようと考えること。そのためには、自分自身を厳しく見つめ直すことが重要であると実感します。明日は気持ちを改め、今日の反省点をもう一度振り返り、次のステップに向け誠実につなげてまいりたいと思います。

2006年11月30日(木) 未来ある君たちへ

息子たちが小学校から一枚のプリントを持ち帰ってきました。文部科学大臣から子供たちへのメッセージです。
「未来のある君たちへ」
「弱いたちばの友だちや同級生をいじめるのは、はずかしいこと。仲間といっしょに友だちをいじめるのは、ひきょうなこと。君たちもいじめられるたちばになることもあるんだよ。後になって、なぜあんなはずかしいことをしたのだろう、ばかだったなあと思うより、今、やっているいじめをすぐにやめよう。」 
「いじめられて苦しんでいる君は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、学校の先生、学校や近所の友達、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、いじめられていることを話すゆうきをもとう。話せば楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。」
平成18年11月17日 文部科学大臣 伊吹文明

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