日記

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2007年2月1日(木) 有意義な毎日を

新暦2月は、旧暦如月とは異名の「きさらぎ」として、衣(きぬ)を更に着る月(衣更着)と言われておりますが、その初日にようやく冬型らしい寒さとなりましたね。2月は逃げる、3月は去ると言われるように毎日があっという間に過ぎてしまいます。あっという間とは、慌ただしいこと、充実していること、何もしないことなど様々な実感を意味するものですが、是非とも充実した毎日でありたいと思います。3つのアイディアを考えながら、2つの仕事に専念し、1つの仕事を成し遂げる、こうした有意義な毎日を続けていきたいと思います。

2007年2月2日(金) KOBAN

警察官が交替で番をする「交番所」は明治4年に始まり、明治7年には東京警視庁が初めて制服の警察官を「交番所」に配置、その後1つの警察署管内に7つの交番所を設置することを定めた明治14年2月2日を「交番設置記念日」としたそうです。明治21年には「派出所・駐在所」が正式名称となり、長年の間「交番所・派出所・駐在所」の名称が地域に愛着することとなったんですね。さて、これらは世界の警察システムの中でも特殊な設置ケースであり、海外においても「KOBAN」として名高いシステムと評価され、その海外評価を受けたことにより、平成6年に「交番」として全国統一されたとか。サムライ・ゲイシャ・スシ・フジヤマなどと同様、KOBANは日本が世界に誇る名称となっているんですね。警察官の皆様方、これからも地域に密着した活躍をご期待申し上げます。

2007年2月3日(土) 節分

今年の恵方(歳徳神の在する方位)は北北西、子供たちと太巻き寿司を丸かぶりです。福を巻き込む太巻き寿司、無言・笑顔で願いと同時にガブリと頂きました。子供たちが幼い頃は、鬼の役で痛い目にあっておりました節分、今年は豆まきよりも丸かじりに熱中していたようです。豆まきは「鬼は外、福は内」ですが、鬼は外とは多少かわいそうな表現ですね。鬼も話せば分かるかも、鬼もうまく付き合っていけるかも、庭先でシャットアウトせず、上手にお付き合いできる大らかな気持ちを持っていきたいものです。

2007年2月4日(日) 全民救MAST指導者

利用者様に「より安全・より安心・より快適・より清潔」な移動空間を提供すること、それが全国民間救急サービス事業者連合会の理念です。その全民救MAST指導者講習会(インストラクター養成講習)が、救急救命士学科(福岡市)にて開催されました。
全民救は、国民の皆様方に民間救急サービスをご提供するにあたり、7つのK「管理・観察・介助・介護・感染防御・救急・救命」を実施する団体であり、医療系民間救急サービス事業者の乗務員は、より一層の知識と技術を向上していかなければなりません。講習会は、消防救急乗せ替え要請要領・医療処置継続中の患者搬送要領・搬送シュミレーション実習を主体に行われ、特に急激な意識レベルの低下からCPAに陥った患者様へのCPR・人工呼吸・消防司令室への指示要請・AEDによる除細動などの手技にあっては高度な要領を身につけることができたと思います。さて、今回の講習会にあっては、九州大学病院地域連携室の岩谷友子様、福岡市消防局警防部消防司令の関屋修様に貴重なご講演を賜り、医療・消防・民救のトライアングルが必要不可欠であることを再認識致しました。特に、消防救急と民間救急の役割分担が一人でも多くの緊急性を有する患者様の尊い生命を救うこととなる、その重要性をあらためて実感した一日でした。

2007年2月5日(月) 救急救命士の職場

一般社会で誰よりも早く命を救う、それが救急救命士さんです。昨日の講習会にて会場をご提供頂きました「公務員ビジネス専門学校(救急救命士学科)」にあっては、全国で唯一の救急救命士養成学校として社会に貢献されており、多くの救急救命士取得者が卒業されております。しかしながら、救急救命士という貴重な資格者にもかかわらず、消防機関など一定の公的職場以外に就職できる環境が依然として乏しいのが現状のようで、今後は民間事業所などのニーズを模索することが急務とのこと。日本で救急救命士が誕生したのは平成3年、国内の救急出動件数は年間500万件で救急救命士は不足していると言われている現状、しかしながら有資格者約3万人の一握りしか採用されていないことに疑問を感じますね。消防機関のすべての職員さんが救急救命士であっても不思議ではない高齢化社会にあって、採用が乏しい現状は一体なぜなのでしょうか。

2007年2月6日(火) 危機管理の格差

危機管理、この言葉は明日を意味するものなのでしょうか。先だって、福岡県の危機管理についてお聞きした実態と、香川県における実態に格差が大きいような気がしてなりません。福岡県では医療・消防・民間の連携が確立されており、香川県では聞いたことのない連携ばかりでした。香川県にも防災局危機管理課という窓口がありますが、昨年度始めに「大規模災害時に協力したい」との打診を行ったところ、職場の引き継ぎが忙しいとのことで、まったく蚊帳の外扱いを受けたことを思い出します。防災局危機管理課とは、危機管理の企画及び総合調整を行うのが業務内容であり、いくら県知事が危機管理の確立を提唱しても、窓口が消化不良では県民の安心・安全など先送りの話です。地方の格差は危機管理にも及んでいるようですね。

2007年2月7日(水) 立場違っても

公的機関に勤務されている公務員の方々、その中に極めて少数ではありますが、民間の事業に興味を示して頂いている方々が存在しております。月に数回ではありますが、弊社のレッカー装備・患者搬送車装備・オペレーターや乗務員についての資格や知識を知りたいとの電話を頂きます。中には、個人的に車両・装備を見学にお越し頂く方もいらっしゃいます。このような方々が公的機関のトップになれば、地域社会は大きく変革すると思う時ってありますね。私自身も、消防・警察・医療機関などにお邪魔する際に、様々な器具・装備・車両・職場環境・人の動きを観察する習慣がありますが、そこからアイディアが沸いてくる、そのアイディアが現実となることもあります。また、それらを知ることが、いざという時に公と民の連携につながるものと考えており、立場は違っても志しが同じくする方々との会話は互いの財産ですね。

2007年2月8日(木) 岸壁のルール

海へ転落した車両の引き上げ作業、所有者・警察等から要請を受ける緊急業務です。ところが、その岸壁におけるルールが非常にグレーであることを感じているのは私だけでしょうか。警察・消防・保安庁・港湾担当が一同に集合する転落現場、保安庁への提出書類・岸壁のヘドロ清掃などなど、出動ケース・出動場所によって責務が様々であることに違和感を感じます。まさに行政が縦割りであることを実感する業務、その狭間に立った我々の立場とは一体・・・。この交通整理を誰が行うべきか、今に至ってグレーですね。

2007年2月9日(金) またも危険物

早朝、岡山県の国道にて苛政ソーダ(水酸化ナトリウム)を積載したローリーが横転したそうです。その高架下を歩いていた男性が漏れた苛政ソーダにより顔にやけどを負ったとか。香川県でも過去に危険物積載車の横転事故は多々発生しており、我々の業務にあっても液体や気体の知識向上が求められております。昨年は兵庫県にてローリー横転による事故処理現場で発火の二次災害も発生しており、消防機関とレッカー事業者の更なる連携・連帯が不可欠であることは言うまでもないでしょう。さて、今月末にあっては四国ハイウェイ親交会による研究会を開催予定であり、今年は危険物の取り扱いを中心に意見交換を行う予定で進めてまいりたいと思います。

2007年2月10日(土) 250兆分の1

テレビで「250兆分の1」という確立を拝見、人が生まれる確立だそうです。現在の世界人口は65億7000万人、1年で6000万人が亡くなり1億4千万人が生まれることで世界人口は今だに増加しております。世界で1分間に15人生まれる人間、その生命誕生の確立は250兆分の1、命の尊さをあらためて実感します。さて、137億年前に宇宙誕生、46億年前に地球誕生、40億年前に海が出現、39億年前に生命誕生、9億年前に多細胞生命誕生、5億年前に地上生物誕生、7千年前に哺乳類出現、400万年前に猿人誕生、10万年前に新人誕生という気の遠くなる歴史が経過し、紀元前2500年に世界人口は1億人を突破したそうです。これら神秘な生命の誕生を振り返り、一人ひとりが自覚した生涯をおくっていくことは私たちの義務でもあり、進化する生命の誇りでもあると感じます。

2007年2月11日(日) 身近な温暖化防止

地球温暖化をテーマとした番組が各局でよく見られます。最近、その番組を熱心に見入っている我が家の子供たちが身の回りで気づいたことに取り組み始めました。自宅内の電灯は必要なところのみ点灯、暖房もできる限り利用しないなどなど、今まで気にもかけていなかったことに取り組んでいます。今世紀に我々が真剣に取り組まなければならないテーマが、自分の身近にあることに気が付いたようです。そこで彼らが目に付いたもの、我が家の目の前にある陸上競技場の夜間照明、誰も利用していないのに明々と点灯しているのを見て「超最悪!」の一言、納得の一言です。

2007年2月12日(月) 常備

種子島近海で大型船に衝突され消息を絶っていたマグロはえ縄漁船の乗組員さんたち3人が発見救出されたとのこと、本当に無事でよかったです。その生命を支えたのが救命ボート、直径2mの円形ボートには食料・水・発煙筒・櫂(かい)・ナイフ・釣り具などが常備されているそうで、今回も乾パン6個とペットボトルの水を分かち合ったとのことです。しかしながら、10円玉大の穴が2ヶ所も開いてしまった非常事態に遭遇、70時間以上も海水をくみ出したとか、体力も限界ではなかったかと思います。人が思わぬ事故・災害に遭遇した場合、「常備」というものに助けられることを改めて実感した報道ですね。「常備」とは近い将来起こりうる可能性に対処する大切な心構え、日常生活においても極めて重要な心構えのことですね。

2007年2月13日(火) 団体とは

あらゆる業界において、地域で連携すべき課題、全国で連携すべき課題があり、互いに大切なものであることは言うまでもありません。しかしながら、知名度だけを優先としたようなビジョンを描いている団体がどの業界にも見られるようです。レッカー事業者の団体も同じことが伺われます。全国的な規模で気の付くこと、一つの目的を達するために、二つ以上の団体が存在しては共有した定義が一向に望めませんね。業界の団体とは、たった一人の親方が肩で風を切るものではなく、すべての事業者が自主・自立・責任をもって取り組むことを目的に、次世代により良い形で事業を継承して頂くためにあるものではないでしょうか。今日の日記は、ある団体を築こうとしている大先輩への警告となってしまいました。

2007年2月14日(水) 春一番

早朝、自宅から外へ出た瞬間、異常なほど暖かい風が吹いていましたが、何とも早々と吹いた「春一番」であったそうです。春一番とは、立春から春分までの間で日本海に低気圧が発生し、初めて南よりの風が吹き込むことで気温が上昇する現象であり、例年よりあまりにも早いことが異常気象のように聞こえてまいります。さて、春一番が吹いてくる方向に位置する北の国においては、6ヶ国協議で進展ありとのこと。エネルギー支援と核施設の停止や査察が合意に至ったそうです。しかし、早くも北の国内報道では、合意内容と異なった表現がなされ、本当に信頼できる合意かどうか懸念されています。はたして、6ヶ国外交においては早々とした「春一番」となるかどうか、今後の動向に注視です。

2007年2月15日(木) 救急搬送トリアージ

全国には、救命推進活動を行っている方々が多く存在しています。先般も「プリティくるみ」さん(北海道)という方からメールを頂戴しました。「AEDで子供を救おう」(http://loveaed.blog31.fc2.com/)という活動をされており、近日に救急車の適正利用に関するテキストも自作で公開されるとか。さて、その方のブログに本日の東京都議会の内容が記されておりました。東京消防庁は、緊急性の低い救急車の出動を避けるために、救急隊員が現場で患者の容体をみて、緊急性が低い場合は搬送せずに患者自身で病院へいってもらう「救急搬送トリアージ」を07年度中に試行していく考えを示したとのことです。この動向は、地方においても近い将来に訪れるであろう救急出動の見直しに、少なからずの影響を与えることと考えられます。

2007年2月16日(金) 子供部屋のPC

子供たちと自宅で会話中に、何か気になる・何か調べたいと言うときは、子供たちの部屋にあるPCを利用します。まだ小学生の彼ら、しかしながら知りたい内容を検索する場合に必要となるキーワードを選択する知識にあっては大人並み、いやいやそれ以上かもしれません。また、彼らは出てくる画面の些細な機能ボタンまで興味をもって開けようとする習慣があり、私も知らなかった裏技をあたり前のように利用していきます。小学生の頃には「インベーダーゲーム」くらいしかなかった我々世代、それから30年近く経過した現代の小学生、あらためて環境の変化に驚きを感じます。数年後は、ブラインドタッチで10本の指が機械的に動くようになるのでしょうね。さてさて、30年後に彼らが目にする彼ら自身の子供たち、きっと桁違いのことをやっているかもしれませんね。

2007年2月17日(土) 習慣

地方自治体の新年度予算・事業が各地で公開されております。我が香川県や丸亀市においても財源不足の中で避けて通れないプロセスを通過中。数年後のビジョンがしっかりと描かれているかどうかがキーワードです。我ら地方企業も同様、実感のない景気回復の中でこそ、揺るがないビジョンをしっかりと掴んでおく必要があります。その中で、人々に安心・安全を提供する事業の付加価値を高めること、行政も企業もこの信念を貫くことを忘れないようにしなければならないと思います。成功のキーワードは極めて限られたもの、しかしながら思考のキーワードとは日々の習慣であり、付加価値を求める習慣を常に身につけるよう努力していかなければなりません。

2007年2月18日(日) スポーツ救急蘇生

弊社前の丸亀競技場、約1000人のちびっ子によるマラソン大会を視察、さすがに大勢の子供たちが参加する大会にあっては、医師・看護婦さんが待機する医療室が設置され、いざという時に備えた体制が取られておりました。ところで、今日の東京マラソンにおいては、男性ランナー2人がレース中に心肺停止に至り、消防署員・医療関係者による蘇生措置で無事回復したとの報道あり。その蘇生に使用されたのはAED、1キロごとに合計38台も配備されていたそうで、自転車に積載準備されていたものもあったとか。大勢の人々が参加するスポーツにあって、救急蘇生のあり方が重要視されている今日、運動会や小さなスポーツ大会でも必ずAED・CPRの体制が確立されるよう期待したいと思います。

2007年2月19日(月) 脇見しない施策

本県の定例県議会にて知事が所信表明、その早朝に私も知事メールに投稿致しました。香川県においても新世紀基本構想があり、その後期事業計画にあっては2010年まであと4年、「みどり・うるおい・にぎわい創造プラン」にきめ細やかな軌道修正が行われるかどうか注視されます。この構想にあって緊急性があり特に重点的に取り組む分野とされているものは、「大規模災害対策」「犯罪や交通事故のない安心で安全なまちづくり」「経済活性化」「確かな学力を育成する教育の推進」「食の安全・安心の確保」です。これらを実現させるために、職員さんの意識改革・市町の自立・民間移譲などの強化が本当に図られるのか、グローバル・産学官を提唱する一方で、現実味のある施策から脇見をしないよう期待したいと思います。

2007年2月20日(火) バス事故

先般のスキーバス事故(大阪)、運転手の不慣れな運転により、その日限りの添乗員を手伝った実弟(16才)が亡くなったという痛ましいものでした。報道によれば、お客さんも異常な運転に早くから気が付いていたとのこと。運行管理が指摘される中、その主たる要因は規制緩和による競争激化が背景にあるとも言われているようです。さて、バスという乗り物にあっては大勢の乗客を乗せて走るものだけに、道路を走る姿にあっては、安全運転そのもののように見受けられます。ところが、今回のような事故を拝見すると、バスが横切ることすら不安を感じるようになります。また、遠足や修学旅行などで子供たちが利用するものとしても、昔からバスとは必要不可欠な代名詞であるだけに、今後の業界改善とイメージアップに期待したいと思います。

2007年2月21日(水) 春近しですか?

暖冬で例年より花々が早咲きということで本当に春近しを感じます。さて、春の訪れは様々なもので感じとれるものです。プロ野球のキャンプにあってもその一つ、各選手が肌寒そうに練習を開始している姿は今年に限っては見られず、むしろ汗にまみれて開幕に備えているようです。また、人々の日常生活における服装も同様、厚物のジャンバー姿に身をくるんでいる人は少なく、各職場にあっても上着を脱いで休憩する姿が目立ちます。この先、本当に冷え込むことなく春が訪れるのでしょうか。

2007年2月22日(木) 騒然とした首都高

首都高でトレーラーが転落、メディアはトレーラーの速度・操作についての恐怖を主体に報道。全国的に車両転落事故は珍しいものではないのでしょうが、首都中心圏での事故だけに騒然としていたのが印象的でした。なぜ高速道路から車両は転落するのか、そのメカニズムは分かっている、ではなぜ車両が転落するような構造の道路付帯物しか設置されていないのか、これこそグレーな話しです。高速道路の話しだけではなく、一般道においても落差のある河川・港湾などに十分な道路付帯物がない、河川・港湾の法令に準じた規定は理解できるものの、交通量の多い道路に転落を防止するものがない事実を不思議に感じます。さてさて高速道路、側道に車両とわず物体が落下することにメディアは騒がない、原因は速度・操作ミスに加えて道路付帯物の構造にあることを追求すべきではないでしょうか。

2007年2月23日(金) 車両の出火

昨日は高松道にてトラック炎上、タイヤのバーストによる出火でした。高速道路問わず車両火災は何度も見てまいりましたが、このタイヤバーストによる出火が原因として多いことを実感します。ところで、レッカーサービスおいては、燃料が漏れているとのことでレッカーの要請を受けることがあります。ドライバーからすれば燃料漏れも故障の一つと捉えるのは当然ですが、大量に漏れている場合には第一に119番要請をすることを忘れないようにして頂きたいと思います。119番は救急・火災の緊急時というイメージがあり、引火していない燃料漏れを見たドライバーにあっては、いち早くレッカー要請と考えがちなようです。

2007年2月24日(土) まちづくりを考える

まちづくりを考える有志の会が発足、互いに異なる職場や環境を越え、自主・自立・責任をもって「自分たちの住むまち」を考えようとのこと。すべては次世代のために、地方が自立した元気を確立するためには、決して行政だけでは解決できない過程があります。小さなコミュニティの形成から大きな広域社会の形成まで、すべてに関連ある人々が今まで以上に密着していかなければなりません。また、都市間競争においても近隣のパートナーとのより密着した関係を保ち、官民一丸となって新しい地方のありかたを追求していかなければならないと感じます。その橋かけに一役も二役も力を発揮してみたいと思っている人は、いつの時代にあっても身近なところで多く存在していることを知りました。本日出会った方々へ、共に情報収集を図り、共に語り、共に実践していくテーマを無限大に広げていきましょう。

2007年2月25日(日) 神風

日の丸飛行隊の復活、ノルディック世界選手権(札幌大会)で久々の銅メダルを獲得、岡部(36才)・葛西(34才)のベテラン陣が大倉山で大健闘のテレビ中継を見て久しぶりにスキージャンプに酔いしれた人は多いのではないでしょうか。その最終ジャンプで葛西選手の目の前に「神風」が吹いたと笠谷監督はこう表現しました。「神風」とは古くは神が吹き起こす風と言われ、スキージャンプにあってはランディングバーンをはうような特有の向かい風を意味するとのこと。さて、第二次世界大戦においての「神風」といえば神風(しんぷう)特別攻撃隊、その後は「神風」を向こう見ずで人命を粗末にするたとえとされてきました。特別攻撃隊にあっては悲劇としか言いようがない、しかしながら彼らは決して洗脳されたものでもなく狂ってもいなかった、国を護るためまたは愛する人々を護るために散華したと聞きます。その勇敢な彼らこそを現代の風に例えることが相応しいものかもしれません。国民に感動を与えた葛西選手の目の前に吹いた風、まさに神の風と表現するに相応しいものであったと思います。

2007年2月26日(月) 高速道路の「い・ろ・は」

高速道路の料金所・SAなどには、高速道路の利用者向けパンフ・ビラが設置されています。積荷・タイヤ・燃料の点検事項や交通安全に関するものなど様々であり、これら当たり前のような啓発を見落とすドライバーが増えているようです。一昔前とちがい、損保やカードユーザーに特約ロードサービスが様々な形で付いていることも要因のようで、例えば「タイヤパンクは電話一本でスペア交換に来てもらえる」「ガス欠は電話一本で燃料配達に来てもらえる」「あらゆる故障は電話一本でレッカー車が来てくれる」などなど、受益者負担の少ない特約に見守られているから点検するすべを忘れてしまうといった現象があるようです。ところが、特に積荷落下・タイヤバーストなどにあっては後方車両に支障をきたし、整備不良にあっては大事故につながりかねないことなど、高速道路の「い・ろ・は」を十分に承知しての上で、高速道路の安全走行につとめて頂きたいと思います。

2007年2月27日(火) ハイウェイ研究会

四国ハイウェイ親交会の研究会を開催、今回で10回目を迎えます。西日本高速道路・高速道路交通警察隊の皆様方と高速道路上の事故車等排除業務について意見交換を行う貴重な研究会です。この研究会の目的は、高速道路の円滑維持・高速道路利用者の権利保護・業務に携わる関係機関の二次災害防止です。今回は、「危険物運搬車両の事故処理」について協議が行われ、危険物の種類と取り扱い、危険物運搬車両の事故発生時における連帯・連携ならびに工程等を確認することができたかと思います。この成果を全国組織であるJHRにも反映して頂き、全国で活躍されておりますレッカー事業者各位の二次災害防止につながることを期待して参りたいと思います。

2007年2月28日(水) 知事からのご返信

2月19日に知事メールに投稿して8日の昨日、真鍋知事より多くのご返信を頂戴致しました。その中で、「救急車の適正利用」についてのメッセージにあっては、そのご返信を拝読させて頂き一定の理解を深めて頂いたことと存じます。香川県内では昨年度の救急出動件数が41,504件、搬送人員は39,841人と年間4.5%の増加傾向にあるとのことで、今後は救急車の適正な利用を県民に周知するとともに、県消防長会を通じて民間による移送サービスに議論を深めていくとのご返事を頂戴致しました。一県民として送ったメールに対する知事からのご返信の言葉、この回答を真に現実化するためには職員さん方々の力量が必要であり、今後ともより一層のご尽力をお願い致したいと思います。

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