日記

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2008年1月1日(火) 初心

新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
2008年は十二支「子年」、弊社もまた原点を振り返りつつ、何事にも「初心」をもって取り組んでまいりたいと思います。

2008年1月2日(水) 年始初頭の警察機関

年始から「当て逃げ・ひき逃げ」と県内では様々な事件・事故が続発、その現場には交通・刑事・生活安全等の警察官が走り回る姿あり。お正月気分も十分に実感しないまま任務にあたる警察機関の方々、それに伴い弊社も連携した迅速な出動が求められます。レッカー出動中に各地域で出会う巡回パトカー、事故現場で出会う交通規制班、事件現場で出会う捜査班、皆様方のご苦労あって「安心・安全」が保たれていることを十分に実感する2008年の初頭です。

2008年1月3日(木) 逃げる傾向

本日も引き続き「当て逃げ」などの事故発生、全国ニュースでも「逃げる」事件や事故が勃発している様子。さて、昨年は交通事故が大幅に減少したとの報道、その成果を称えるも事実と相違ないものなのかと感じる次第です。交通違反の罰則が厳しくなるにつれ、「逃げる」という言葉をよく耳にするようになったかと。例えば、弊社に通報されるレッカー要請にあっても、事故検証はまだという連絡が増えているように思います。
弊社におけるレッカー出動にあっては、警察の事故検証を受けているかどうかの確認を第一とさせて頂いているものであり、何事あろうとも交通事故の際は必ず警察に届け出を行って頂きたいと思います。

2008年1月4日(金) 観光の明暗

お正月の三が日以降も好天の日が続いている県内、本日も雲一つない晴々とした天気となっています。今年は例年よりも観光客に期待ができそうと感じている方々も多いのではないでしょうか。そんな中、やはり例年と同じく雪国での雪崩や事故が報道されていることを悲しく感じます。美しい雪山への登山、家族と楽しいスキー、そんな冬の魅力に潜む魔の恐怖、これからツアー等に参加される方々にあっては十分にご注意して頂きたいものです。

2008年1月5日(土) 初出

昨日は官公庁が初出、弊社も今日から平常勤務が始まります。その初出に用意させて頂いたものが「年始の心得」という一枚のプリント。社員の皆様方が今年も安全に業務を行って頂くために、そして社員一丸となって地域社会に貢献していくための「心得」を5項目にして配布させて頂きました。「交通事故防止」「労働災害防止」「エコ・ハート」「こどもSOS」、そして「自主的な業務の開拓」、毎日の職場や生活面において何か一つを成し遂げた「喜び」を是非とも感じて頂きたいと思います。

2008年1月6日(日) 下り転院搬送

昨年末にも大きく報道されていた救急患者の受け入れ、これは受け入れる側の医療機関に深刻な問題がある実態。さて、救急需要に関する問題については「救急車の定義」も含めた様々な課題を克服する必要があります。今も繰り返されている「下り転院搬送」も救急車の定義をまったく無視した現状であり、尊い命を救うための行政手段がいかに軽視されたものであるかを実感するものです。消防の救急車は無料、民間救急車は有料との考え方に執着しているのはむしろ行政や医療機関、瀕死の患者を救う一方で救急車を乱用しているのは行政や医療機関であるとの考え方が正しいような気が致します。

2008年1月7日(月) 救急に関するズレ

年始初頭の挨拶、その中で実感したことと言えば「救急車の出動」についてのSOSでしょうか。昨日の日記に引き続き、各消防署が軽症患者の下り転院搬送に悲鳴を上げていることがよく理解できた次第です。香川県内においても、年間に数千人もの下り転院搬送があるのではとの推測、そんな中において「何とか救急車が出動できている」と言う発想は極めて残念な言葉。救急車とは、例え一日1件も救急患者がなくともガレージで時を待つのが当然の姿、2台あるいは3台あるから軽傷患者にも対応できるなど、とんでもない考え方と言えるでしょう。すでに他県では民間救急車が救急車の出動支援と言うべきほどの活躍をしている時代、我が県は現状をどう捉えているのか不信です。消防署職員さんと行政の考え方に大きなズレが生じているようです。

2008年1月8日(火) 国が動くか

総務省は救急搬送時に受け入れ病院が見つからず患者が死亡するケースが絶えない問題を受け、2007年の救急搬送の実態を把握する拡大調査に入るとの報道あり。これに準じて是非とも拡大して頂きたいものと言えば「救急搬送トリアージ」、すでに東京消防庁が全国初の取り組みとして試行開始している「緊急性が認められる傷病者だけを搬送」する制度。119番を受けると救急車は出動するが、救急隊員が到着後に対象症例をチェック、緊急性が認められない場合は同意を得た上で搬送せずに自己通院を促す。今年は救急需要に関する検討が大きく飛躍しそうな年となりそうです。

2008年1月9日(水) 凧とコマ

今年も子供たちのお正月はゲーム三昧、昔懐かしい「凧やコマ」はどこへいってしまったのでしょうか。そんな記事を見てお正月に思うこと、一昔前のお正月ムードは今や良き思い出となってしまいました。凧揚げやコマ回しを見かけないのは子供たちの遊び心の変化だけでなく、我々自身の心の変化によるものと推測。いわゆる買って与えない昔の思い出とでも申しましょうか、子供たちの要望は常にゲームソフト、凧揚げやコマ回しも楽しいとの話題に触れない我々自身が昔を遠ざけているような気が致します。

2008年1月10日(木) 110番通報

各地で行われている110番の日にちなんだイベント、今年も様々な訓練・呼びかけが開催されたようです。110番と言えば最近は携帯電話による通報が著しく、事件や事故の通報も実に迅速となっているようです。ただし、依然として緊急性のない通報が目立っているとのことには頭を悩ますもの。そんな中、通報件数は減少との現状にあっては楽観視できるものではないと推測。特に交通事故の通報が激減との報告にあっては、実際の発生と通報件数にグレーな部分があるのではと気になるところです。

2008年1月11日(金) 世界の共存

ねじれ国会と言われる中で「対テロ新法案」が衆院で再決議により成立。その法案成立に様々な賛否あれど、格好ばかり都合の良い事ばかりの日本人にとっては結果的に良かったかもしれません。「世界の共存」をあまりにも認識不足の日本人、他人事のような素振りで経済大国のような気持ちから脱却出来ない日本人、そんな日本人が久しぶりに自主・自立・責任を持って世界に再チャレンジする姿を表現できただけでも評価あり。

2008年1月12日(土) 覚悟

最年少ツアープロが誕生、あの石川遼選手が16才3ヶ月でプロゴルファーに転向。記者会見では高校生活とプロゴルフとの「文武両道」を決意、ゴルフと勉強の両立という生活に耐える覚悟ができたことが転向の理由など、16才でなかなか言える言葉ではないかと。何の世界でも「夢」追う者とは年齢問わず自立した覚悟を持っているもの、その覚悟とは自分自身に相当な責任感を持っている証拠であり、どんな挫折に出会おうとも必ず起き上がる勇気が満ちあふれているんでしょうね。

2008年1月13日(日) 成人式に思う

成人の日を目前に今日も様々な成人式が開催されたようです。私の成人式は1998年(昭和63)であり、ちょうど瀬戸大橋や青函トンネルが開通し、地価の異常高騰もピークの時代、実質的条件が存在しない株式・土地への過剰投資に疑問を抱く中で「バブル」秒読みといったところでしょうか。それから2年後に大学を卒業、平成2年には経済急降下の兆候にあったことを思い出します。2008年、まさに世知辛い世の中に成人を迎えた若者の夢や希望はどのようなものなのでしょうか。

2008年1月14日(月) 成人した先に

成人式に「おめでとうございます」との各界・各首長からの言葉、参加した成人たちはどんな思いで挨拶に聴き入っていたのでしょうか。祝福された言葉と混沌とした時代とのギャップを実感する成人も多かったのではないでしょうか。近い将来、超高齢化の中で高齢者の生活を支えていかなければならない彼ら、身近な楽しみの中にも将来の不安を抱いてこの日を迎えた彼ら、目の前には歪んだ社会保障のレールしか見あたらず、彼らの笑顔が本当の笑顔となっていく時代が訪れるのでしょうか。

2008年1月15日(火) 占う間もなく

あっという間に1月も半ば、新年を迎えて今年の景況感を占っている場合ではないと実感している人々も多いかと。米経済低迷の影響は予想をはるかに超えた勢いで日本に迫っており、政局がどうこう言っているうちに日本経済は沈没してしまいそうな危機感さえ抱くものです。戦前戦後の日本は知らないものの、今日の経済が戦前と考えれば、数ヶ月後の経済が戦後のような状況に陥ってもおかしくない状況と思いこんでしまいます。一国の将来を担う政治家・官僚が一丸となるか、それとも国民を引き連れて急降下するか、目前の国会から目が離せない状況です。

2008年1月16日(水) 暫定税率

本国会最大の焦点である暫定税制の延期問題、道路特定財源の暫定税率が期限切れとなれば地方は大打撃となることを真剣に議論してほしいものです。ガソリンに対する25.1円の暫定税率が無くなればドライバーの立場としては喜ばしく感じるものの、これは市民生活を直撃する財政難に陥ることを承知しなければなりません。我が県もしかり、公共施設の更新はストップ、他の財源で維持修繕をまかなわなければならない場合にあっては、福祉や医療にも大きな影響を及ぼすもの。野党第一党は暫定税率の廃止を次期選挙の手玉としているようですが、これこそ国民生活を脅かす安易な考え方であり国民はガソリン安にだまされて自らの首を絞めることとなります。

2008年1月17日(木) 野党第一党

本来、このような日記で政党批判をすべきではないものの、野党第一党の安易な政策には危機感を感じるものです。国民の税負担を何でも軽減すればよいというものでなく、財源のあり方を非常に軽視したかのような国会運営に憤りを感じる次第です。決して与党が考える政策に大賛成するわけではないものの、裏付けのない政策で国民に政党の魅力をアピールしようとする野党第一党の姿勢には国民の一人として違和感を感じざるをえません。まずもって、議論を深めようと努力しない政党、あたかも国民を味方にしたかのように振る舞う政党、国会での地位を図るために国民生活をあまりにも軽視したものと残念に思う次第であります。

2008年1月18日(金) 洗脳する報道メディア

暫定税率の廃止を期待している国民が多いとの報道あり。最近のメディア報道が国民意識を左右しているとしか言いようがないと実感。ガソリン値下げが国民生活の危機を救うかのような報道には悲観してしまいます。近年における与党への国民感情と、これら重要課題を混同して表現している報道メディア、報道の責任は重くまた報道による洗脳は現実問題を狂わせることとなりかねないことにご用心です。

2008年1月19日(土) 国の「力点」

他国の人々は一国の将来に対し真剣そのもの。米国次期大統領の選挙に向けた民主党・共和党の指名争いを見て思うこと、我が国とは違って長期に渡る集会が開催され、その集会から国民ひとり一人が将来を模索している様子。一方、我が国はいかがなものか、目先の損得勘定が一国の指導者を左右し、二転三転の結果は「ねじれ」となって混乱を招く。そして「ねじれ」も良いことではないかと開き直るなど、国の「力点」とは何か分からなくなっているように感じます。

2008年1月20日(日) 小雪舞い散る

朝から冷え込み日中も小雪が舞い散る天気となった日曜日、雪降る光景は年に数日しかお目にかかれない香川県。天気予報によれば夕暮れから本格的な雪となる見通し。さてさて、気温も低く今年初めての雪化粧となりますことでしょうか。そうなれば雪に弱い県民の生活に大きな影響が出そうな予感。

2008年1月21日(月) 積雪

昨日の夕暮れ、高松自動車道で積雪による事故通報を受けレッカー出動、目を疑うような雪化粧の中で同時刻に通行止め、事故車とパトロール車両1台に合流するも後続車なし。その静かな高速道路上には久しぶりに目にした白銀の世界。その光景が深夜の積雪による一般道渋滞の始まり、鳴り響くレッカー要請の中で県内の主要国道は大混乱、積雪した様々な峠では大渋滞が発生。帰宅車両の多くは、自宅に朝食を食べに帰ったような気がしたかもしれませんね。

2008年1月22日(火) 今こそリーダーシップ

暫定税率の維持に向け、各都道府県・市町村が一丸となっているようです。「地域活性化」を足踏みするわけにはいかない地方行政、ガソリン値下げを目的とした暫定税率の廃止は絶対に避けたいところ。国民に対し「何でも手渡します」「何でも下げます」の野党が提唱する政策案、いかに軽率な発言であるかを国民ひとり一人が認識すべき時にきたようです。野党いわく解散総選挙で国民に問うなど、今の局面を打開するために必要な施策ではなく、むしろ与党の強い政策理念とリーダーシップこそが最大の焦点であると期待したいところです。

2008年1月23日(水) 問題意識の混乱

混乱とは2つ以上の考え方が存在するためだけに起こるものとは言い切れない。本国会の焦点である暫定税率延長の問題、2つの賛否があるものの、互いの政策調整からスタートしていたならば、国民感情がこれほどまでに混乱しなかったと思われます。野党第一党は「ガソリン値下げ・暫定税率反対」を掲げ猛烈に国民に政策をアピール、「思い込んだら命がけ」も程々にと言いたいところです。おかげで問題意識は混乱、一国の重要事案に妙な洗脳作戦は禁物です。

2008年1月24日(木) 危機感に薄れがち

最近になって話題に乏しい「巨大地震」、いつ起こるかわからない自然災害が大きく報じられなくなってきたかと。特に、南海地震にあっては何十年後と言う予測に危機感が薄れ、また公共施設の耐震化などの進捗状況に安堵しているのかどうか。いずれにしましても、学識経験者や専門家のコメント次第で自然災害に対する意識が二転三転することに危機感を感じます。地球規模の話しにあってプレートは確実に動いている、こうした意識を毎日持ち続けて生活している人などほんの僅かなんでしょうね。

2008年1月25日(金) 大阪が熱い

久しぶりに大阪が熱くなっている様子。大阪府知事選挙を目前に、西の大都市たる大阪が元気を取り戻そうとしているようです。何でもかんでも東京発という政治の話題、関西発の政策談話を耳にすることは非常に少なく、府知事選が何か新鮮に感じてまいります。四国に住んでいながら関西の政策話題に乏しい我々、大阪の立て直しを掲げる各候補者の熱意と日曜日の決戦が楽しみです。

2008年1月26日(土) テレビ放送

テレビは毎日のように視聴者を楽しませ夢や希望を与えてくれる。そんな良き時代のテレビ放送が懐かしく感じるときがあります。「プロレス」「長編ドラマ」「長編アニメ」などに加え、昭和のテレビは家族で楽しむものとして定着していたかと。近年、特に「お笑い」を中心としたテレビ内容に各局の独自性は乏しく、次週を楽しみにとの決定的な魅力が少なくなってしまいました。これを言ってしまえば息子たちに笑われるものでしょうが、毎週楽しみにしている放送は特になく、むしろ毎日の報道番組だけが唯一の楽しみかもしれません。

2008年1月27日(日) 挑戦と心意気

大阪国際マラソンでトラック競技の女王が失速、30キロすぎに異変を生じた福士選手が気力でゴールを目指した姿に心を打たれました。解説や専門家からは練習方法の失敗に対する厳しいコメントが聞かれたものの、今の日本が失っている「挑戦と心意気」を見たような気が致します。そして同日の大阪府知事選、あの橋下弁護士(タレント)が当選、これから新しいゴールを目指していくことと思われますが、今日の福士選手と同じく、何度転んでもゴールに到着する心意気を持って頑張って欲しいものです。

2008年1月28日(月) 国民の立場

昨年の参院選以降、各政党から「国民の立場」に立った政策・政治を行うと言った表現が目立ちます。福田首相も年頭演説で「国民の立場に立つ政治」を強調されておりましたが、国際社会にグローバルな貢献を行うためには「国民」なくしてはあり得ず、我々からすれば「地方の元気」「地方の活気」なくして一国なしと言いたいところです。ともあれ、2008年の政局を国民主体として提唱する以上、政治家の皆様方には相当な決意で取り組んで頂きたいものです。これは国政だけの話しでなく、県政・市政にも期待申し上げるところでしょうか。

2008年1月29日(火) 雪多し年か

今年、県内でも「みぞれ・雪」の降る日が多いようです。高速道路だけでなく、国道や県道維持も迅速な体制をして頂きたいものです。例年、県内では雪など珍しく、先般の大雪にあっては主要幹線の峠において凍結防止の対策遅れで大渋滞、今後における教訓となったことでしょう。そして、レッカー出動のみならず、長時間の渋滞でガス欠によるSOSもあったことなど、雪に弱い県内ドライバーの様相を伺わせます。

2008年1月30日(水) 風評

日本経済もそうですが、経済の動向や方向性にジャーナリスト・マスコミの意見や予測が先行しすぎていることを実感。情報社会と言えども、特にマスコミによる風評などは地域経済の指針に大きく影響を及ぼしているように思えます。「事実の情報」と「風評の情報」は大きく異なり、例えば「衣食住」に関して言えば風評が流行すらも作ってしまうほど影響力を与えることとなります。最近、偏(かたよ)った報道番組が多く、情報に敏感な国民が様々な風評に洗脳されていることを指摘します。

2008年1月31日(木) 自賠責引き下げ

自賠責保険が約3割引き下げられるとの動向。自動車損害賠償責任保険審議会は1月18日、すべての自動車保有者に加入が義務づけられている自賠責保険の保険料を引き下げることを決め金融庁に答申したとのこと。これは当初見込みより事故発生件数が減少し、支払保険金が少なく済んでいるためで、過去の累積黒字などを契約者に還元するというもの。引下率は最大で30%ほどとのことで、本年4月以降の車検時に実施される還元はドライバーや事業所にとって朗報です。

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