日記
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2008年2月1日(金) 高速道路が深夜4割引き
高速料金が深夜4割引きになるとのこと。昨年末に政府が打ち出した原油高騰緊急対策のうち、高速道路通行料金の深夜割引拡充が平成19年度補正予算で実施されることとなったそうです。これらにあっては全日本トラック協会と自由民主党トラック輸送振興議員連盟を中心とした陳情活動の成果であり、弊社もトラック協会加盟の事業所として誇りに思う次第です。それにしましても、通常料金の4割安とは大きな値引き率であり物流業界にとっては有り難い軽減です。
2008年2月2日(土) 交通事故の増加傾向
香川県の1月における交通事故、人口10万人当たり死者数や死者の増加率が全国最上位となる最悪の事態。香川県では「交通死亡事故多発全県警報」「交通死亡事故多発ブロック警報」を出すとともに、各地で様々な交通キャンペーンを実施する予定。シートベルト着用率は実に95.3%と大きく前進しているものの、高齢者の歩行中による重大事故などが懸念されるものです。平成19年には全国の交通事故死者が54年ぶりに5千人台となったものの、いまだ国民の100人に1人が交通事故で死傷している現状は重く受け止めなければなりません。
2008年2月3日(日) 食の安全・安心
ギョーザの話題に渦巻く謎、「食」の安全・安心について改めて重要性を実感します。さて、最近はスーパーに陳列された肉や野菜に生産者の名前や産地が記載され、品物によっては生産者の写真も提示、調理して食するときにも何か親近感が沸いてくるものです。また、各地の直産市場も賑わいがあり、日曜日には直産市場に野菜などを買い求めに行く人も多いと聞きます。時代は情報化社会、インターネットでも様々な品物が簡単に手に入るようになり、国内はるか数百キロ向こうで栽培されたものや加工されたもの、あるいは世界各国の特産物や加工品を口にすることができることから、「食」に対する安全・安心が薄れがちなところに落とし穴はないか注意が必要です。
2008年2月4日(月) 頭皮の培養
髪の毛がはえるかも、そんな嬉しい悲鳴が聞こえてきそうな記事を発見。人の頭皮を培養して髪の毛がはえてくるかもしれないといった研究が始まったそうです。将来的に実現すれば大変な騒ぎ、現在の育毛・発毛とは次元の違った革命的なものとなります。個人的にも年齢とともに気になってきた薄毛事情、さて、男性の大きな悩みを解消して頂ける時代が到来するか楽しみにしたいものです。
2008年2月5日(火) 火災発見
今日は人生で初めての体験をした日、「火災」の発見と通報です。サッカー練習を終えた息子たちを連れて帰宅中、何やら火の粉が飛び上がっているのを発見。田畑で雑草でも燃やしているのか、そんな思いで近づいた我が親子3人が目にしたもの、それは民家を囲った背丈以上もの樹木でした。慌てて119番通報、すぐ後方に付けたドライバーさんが民家に大声で叫ぶも人の気配なし。ご近所に駆け込むドライバーさん、119番通報で場所を説明する自分自身、そうこうしているうちに消防車が到着、実に5〜6分だったでしょうか、消防車の迅速な到着に「安心・安全」を実感した次第です。少し残念に感じたことと言えば、結局のところ誰にも「通報有り難う」と言われなかったことに肩を落とした親子3人でした。
2008年2月6日(水) 要望書
「尊い命を救う」ことは救急業務の本質であり本来の姿です。ところが近年、救急車の不適正な利用や受け入れ病院問題などなど、各地で「尊い命」が救えない事情が勃発していることを指摘。本日、弊社は患者等搬送事業の認定を受けた丸亀市に対し、「救急需要に関する要望書」を提出。
(要望の趣旨)
・救急需要における「救急車の適正利用」を抜本的に見直すこと
・市民ひとり一人の尊い命を救う救急業務のあり方を見直すこと
(要望)
1.転院搬送など緊急性を有しない救急車の出場を抑制すること
2.本市が認定した民間患者等搬送事業者の利用を推進すること
救急業務に地方格差が生じることのないよう行政の指針に期待したいと思います。
2008年2月7日(木) 民救と救急
今日もまた、ある病院にて顔を合わせた「弊社の民間救急車」と「消防の救急車」、互いの車両で搬送された患者様、「緊急性の有無」はいかがであったのか。このような「民間救急車」と「救急車」の顔合わせは多く、そのたびに救急隊員の様々な顔付きを拝見させて頂いております。そんな中に驚かされる言葉が「これは民間救急車の搬送業務だったかも」といった隊員さんの表現、救急車による「緊急性を有しない患者搬送」は意外にも多いことを伺わせられます。
2008年2月8日(金) 一昔前とは
「10年一昔(ひとむかし)」とよく言われますが、ここ数年の関心事は「10日一昔(ひとむかし)」のような感じでしょうか。政治・経済・地域などなど、その真実を伝える報道の影響は大きく、次から次へと人々の関心を意向させていくように実感致します。ある日突然の大きな事件・事故にあっても、10日経って新たな話題が関心を寄せれば脳裏から離れてしまい、数ヶ月後になってあの事件・事故の経過はと報道されれば一昔前のことのように感じてしまいます。そんな世の中だからこそ、時代の変動を毎日のように観察することが大切なのでしょうか。
2008年2月9日(土) 餃子は旨い
中国製餃子事件から数日が経過し、今夜の食卓は手作り餃子。我が家の餃子は常に手作り、子供たちも大好きな調理あってこそ味わいも最高となります。あの事件以降、手作りギョーザ器具たるものの販売が急増したり、ギョーザの調理に関心が一層高まったりとの社会現象が起きた理由が理解できます。何と言っても、ギョーザそのものは美味しい一品、ラーメン屋でラーメン一杯に必ずギョーザを注文してしまうほど、庶民的で美味しい食べ物「ギョーザ」、改めてその旨味を実感する次第でした。
2008年2月10日(日) 事故増加の要因
今年に入って最も実感しているものと言えば「交通事故の増加」でしょうか。弊社のレッカー出動件数は12月よりも1月、1月よりも2月と言った状況で増加の傾向にあります。特に深夜と早朝、その事故形態にあっては損傷も大きく、居眠りや脇見などの原因が大半を占めているようです。日本経済は依然として冷え込んだ状況下、そんな中においてドライバーの心理的過労や長時間労働などの影響が事故形態に現れているのでしょうか。ふと気が付けば物に激突していたというドライバーの言葉に意味深いものを感じます。
2008年2月11日(月) 個人情報管理
平成15年に施行された個人情報保護法令、その個人データー流出防止の強化から5年が経過、様々なところでセキュリティ対策が行われているようです。高度情報化社会において、従来のプライバシー保護だけでなく、個人のあらゆる情報を保護しなければならない時代へと突入。弊社にお取引き頂いております様々な企業様におかれましても、個人情報の管理に適応した契約内容が確立されており、特にロードサービスにおけるお客様データー管理にあっては発注側と受注側の連携した管理体制を一層強化していかなければなりません。
2008年2月12日(火) 医療継続
医療費負担や療養費負担の問題、より一層の高齢化社会に突入する時代にあって、様々な受益者負担が現実味を増しているようです。このような中、入院期間の短縮にあっては傷病者の方々にとって大きな不安を抱くこととなり、自宅療養での医療継続に今以上の環境整備が不可欠となりそうです。弊社の民間救急サービスにあっては、在宅酸素など自宅にて医療継続される患者様が酸素供給を受けながらご帰宅できる資機材等も装備させて頂いており、安心で安全な帰宅搬送のお手伝いができればと思います。
2008年2月13日(水) 潤い(うるおい)とは
市政や県政の潤い(うるおい)とは何なのか、そんな潤い(うるおい)のテーマに市民生活とのズレを感じることがあります。そこに大きく実感するものが平等感、誰しもが利用する可能性の高い施設やサービスに特化せず、ごく一部の活性化などに大きな予算配分が行われていることを悲観するものです。産業の活性化にあっても同様、地域にある資源や独優性を利用した事業には大きな支援があるものの、市民・県民の身近に必要なきめ細やかなサービスには支援が行き届かない、財政の台所に君臨する職員さんたちの力量が今後益々問われる時代となっているようです。
2008年2月14日(木) 官民連携
救急搬送に関する総務省消防庁の検討会作業部会、近年の受け入れ病院における様々な問題に着手するも、どうやら病院そのものの人手不足が浮き彫りとなっているようです。急患をスムーズに受け入れる病院のデーター処理にも問題が浮上、今後の消防機関と医療機関の情報管理に対する連携が注目されることとなります。一方で救急車の適正利用も大きな社会的問題を抱えるなど、官主体の考え方に限界を感じつつ、官民連携の視野拡大が急がれることを民間事業者の立場として実感するものであります。
2008年2月15日(金) 消防広域化
県内消防本部の広域化構想が進んでいる中、「広域化」とは「統合」を意味し、人員削減・資機材削減ではなく、指揮系統の一本化という考え方でサービス向上を狙うといったことのようである。何やら混乱を招くだけで、何のコストも削減できない計画が進んでいることを指摘します。これも官主体での発想であり、官民連携が何も存在していないからこそ大義名分にしか至らないもの。総務省消防庁の指針と地域消防機関との構想にズレがないかどうか心配です。
2008年2月16日(土) 安心・安全の崩壊
今日の地元新聞、「現場増強と効率化狙う」という記事が大きく目に付きました。昨日の日記に記した「県内消防本部の広域化構想」を解説した一面です。やはりそうかと言いたくなるほど「安心・安全」に乏しい発想、一つ間違えれば「安心・安全の崩壊」にもなりかねない。緊急性を有する公共サービスとは、決して機械やロボットが行っているものではなく、各地域の地形や地理を十分に把握している「人」が行うサービスです。丸亀市においても、数年前の合併で消防職員の移動があり、慣れない地域への配属に大きなデメリットを感じた方が多かったと聞きます。広域化がコスト削減を目指すものであるならば、もっと他に民間事業者(例えば患者等搬送事業者)との連携などなど多くの施策があるではないかと申し述べたいところです。
2008年2月17日(日) 待ち時間@
何かを待ち受ける人の「待ち時間」を考えてみる。例えばレッカー・ロードサービスの要請にお応えするための「現着時間」、お客様にご納得頂ける時間は約30分程度。特に、交通事故等における要請、高速道路上でのトラブルに関しては、できる限り迅速な対応で現地へ直行しなければなりません。
2008年2月18日(月) 待ち時間A
「待ち時間」について、今日は「錠前作業」の場合を振り返る。錠前作業でお客様が最も気になることは現場までの到着時間、「幼児を乗せたまま車のカギを閉じこめた」「カギを紛失して自宅に入れない」「カギを閉じこめて急ぎで必要な書類が出せない」などなど、とにかく現場急行のご依頼が多いことを実感致します。
2008年2月19日(火) 待ち時間B
レッカーサービスが最も社会的な貢献を持って取り組まなければならないこと、それは「人命の救出」と「道路円滑維持」です。事故車の中にドライバーが閉じこめられた場合において、消防レスキュー車で対応不可能な大がかりなケース、一般道や高速道路を問わず、事故車の障害で交通が麻痺してしまったケースなど、レッカー車は緊急性を有する事態に迅速な出動と現場到着を求められます。しかしながら、レッカー車は全て緊急自動車と言うわけでなく、赤信号は停止、速度は法定速度、パトカーや救急車のようには参りません。こうした現状を打開するには業界が一つになることが大切であり、将来、できるだけ多くのレッカー車が緊急出動で緊急走行できる時代が来ることを願います。
2008年2月20日(水) 海の不祥事
海の事故、イージス艦と漁船が千葉県沖にて衝突、あの護衛艦が事故とは信じられない事態です。我が国の誇る最新鋭、しかも多くの乗組員が乗船している大型船舶が漁船の確認を怠ったなど、今の時代に決してあってはならないこと。国の危機管理を疑ってしまうような重大事故、国内だけでなく世界はこの事故をどのように解釈しているのか。そして何よりも、漁船乗組員の方々が本当に心配であり、一刻も早い捜索を行って頂きたいと思います。
2008年2月21日(木) 責任
イージス艦と漁船の衝突事故、早くも責任問題が浮上。ある党からは防衛相辞任の声、まだ見つかっていない乗組員の捜索活動中に発言する言葉なのかと異論を感じます。責任とは一体何なのでしょうか、何でも「辞めればよい」が責任のとり方と考える人を疑ってしまいます。本当の責任とは、何事も事態を解決するために責務を全うすることであり、トップが軽率に辞任するでなく、トップこそが事態解決に全力をあげて取り組んでいくことを期待したいと思います。
2008年2月22日(金) 多様化しない橋
当時は凄いものと感じたが、今では当たり前に感じるものって沢山あります。「コピー機」「ファックス」「携帯電話」「パソコン」「インターネット」などなど、利用するにあたり「有り難い」と感じることって少ないかも。そんな中において「瀬戸大橋」は開通20年、当時は本州と四国が道路・鉄道で結ばれることに信じられない思いを抱いたものです。ところが20年経った今はどうでしょう、依然として高い通行料に違和感を感じつつ、香川・岡山の時間的距離の短縮を身近に感じ取れないのが現状です。岡山県の2号国道や香川県の11号国道にある交通量が、偉大なる瀬戸大橋に流れ込む日はいつ訪れるのでしょうか。
2008年2月23日(土) 新たな義務付け
3ヶ月後にせまった改正道交法、いよいよ6月から「後部座席のシートベルト着用」がスタート予定。これで自動車に乗る全ての人がシートベルトを義務付けられるということになります。これまで努力目標であった後部座席のシートベルト、その義務づけが習慣となれば死亡事故も減少されるとの見解に期待したいと思います。
2008年2月24日(日) 後期高齢者医療制度
4月から始まる「後期高齢者医療制度」、75歳以上の方々は現在の国民健康保険・被用者保険の資格から新たな制度で医療を受けることとなります。医療費負担は変わらないものの、保険料の負担が都道府県ごとに試算されるとのこと。いずれにせよ、医療格差が様々なところで生じることが懸念されるなど、多くの問題点が高齢者医療の格差を生むことが心配です。これから先、診療報酬の問題など病院側の高齢者に対する対応から目が離せません。
2008年2月25日(月) リミッターとCO2削減
平成15年9月から大型トラックに装着が義務化されたリミッター、大型車の安全走行だけでなく、二酸化炭素の排出量の低減効果も現れてきたとのこと。特に、高速道路での排出削減は年間何十万トンとの試算、高速道路上だけで京都議定書目標達成計画で定められた削減量の3%に値するそうです。それにしましても、議定書の2450万トン削減とは一体どれくらいの努力が必要なのでしょうか。
2008年2月26日(火) タスポ
3月より全国随時のタバコ販売革命がスタート、「taspo(タスポ)」と言われる成人認識カードがなければ自動販売機でタバコが購入できなくなる仕組み。現金投入して商品を選択、カード読み取り部にタスポカードをタッチすることで商品が出てくるとのこと。未成年者の喫煙防止、自販機の規制だけでなく、店頭での厳格な販売も徹底していくこととなるのでしょうか。
2008年2月27日(水) 県内タクシー禁煙
昨日に記したタバコ販売の話題も含め、喫煙者の喫煙ルールはより厳しくなってきています。そんな中、県内でも3月からタクシーが禁煙、ほぼ全車両が禁煙となるのは四国初と言うことです。タクシーを利用する喫煙者だけでなく、タクシードライバーの喫煙者にあっても車内禁煙は賛否あったかと思われますが、喫煙をしないお客様にとっては車内のイヤな臭いで不快な思いをしていたことから大歓迎の声が聞こえてきそうです。
2008年2月28日(木) 荷主と物流
各地で消費者物価が上昇、原油高騰の影響もあって様々な商品の価格が上昇しているようです。当然ながらガソリン・灯油の高騰が物価上昇の立役者であることは言うまでもないものの、その他石油製品を中心に今後も価格上昇が続くであろうとの予測。さてさて運送業界の運賃にあってはいかがなものか、依然として一般運送業者の価格競争は激化しているとの報告もあり、消費者物価と比例して運賃が上昇される見通しには厳しい現状がありそうです。そこで何と言っても荷主の理解、「安心・安全な輸送サービス」の維持は荷主と物流業者の価格提携にあり、トラック業界そのものが勇気を出して運賃上昇にチャレンジしていかなければならない時期にきているようです。
2008年2月29日(金) 春近し
2月は「逃げる」と言われますが、あっという間に1ヶ月が終わろうとしております。厳しいかった寒さも緩くなり、樹木の新芽が「春の訪れ」を間近に感じさせてくれます。春近し、そんな思いで気持ちも心機一転、明日から始まる3月に実りある「花」を咲かせることができますよう、日々の業務に精進してまいりたいと思います。