日記
バックナンバー
2008年4月1日(火) 明暗
各地でガソリンの値下げが開始され、市内でも125円前後の値札を付けた各スタンドで長蛇の列。喜ぶべきなのか、不安を抱くべきなのか、様々な胸中で給油を行うドライバーの姿。この現状を受け、全国の地方自治体は一体どうなっていくのでしょうか。2008年4月1日、それは泣き笑いする人々の明暗を分ける大きな一日となりそうです。
2008年4月2日(水) 予算凍結
地方自治体の道路事業予算が各地で凍結しようとしております。暫定税率の失効で予想されていた出来事に現実味が生じ、地方経済は一段と厳しい状況に追い込まれてしまいました。地方自治体の歳入不足は極めて深刻な問題であり、単に与野党の「政権争い」が、国民そのものを切り捨ててしまうような状況に極めて憤りを感じるものです。
2008年4月3日(木) 改革の責任
近年、様々な省庁で勃発する不祥事について政治家の責任が大きく問われる中、省庁そのものの責任が不透明であることを実感している国民は多いのではないでしょうか。行政サービスにおける不祥事や無駄遣い、その責任が何故ゆえに衆院解散・総選挙に結びつく話題となるのか、政権が変わることで省庁の改革が本当に進むのか。あきらかに根源が何かを見出し、行政サービスそのものに従事されている公務員の皆様方が自立した改革を進めて頂きたいと願うばかりです。
2008年4月4日(金) 毎日が与野党
毎日のように報道に出てくる「与党」「野党」という言葉、「国民」「地方」という言葉より重く大切なもののように聞こえてくるのは何故でしょうか。単に話し合いが進まないだけ、単に政権の争いが行われているだけ、何も結果を生まず、何も解決しない国政の記事、「混迷」「混乱」「右往左往」ばかりの報道に国民の感情は憤りが増すばかりではないかと。「与党・野党の立場」が「国民の立場」をかき消すほど本当に重要なものなのか、国民が納得できる国政の話題、果たしていつ報道されることでしょう。
2008年4月5日(土) 賛否
暫定税率・一般財源などなど、世論も様々な賛否あり。国政に対する世論調査にあっては、例えば賛成が8割以上などの結果は少なく、賛否両論の考え方が常に交錯していることを実感。需要と供給、売り手と買い手、提供する側と受ける側などなど、社会経済には両者の考え方が明らかに相違していること、あるいは好き嫌いのように捉えた考え方などなど、賛否とは単純な意思表示でなく、非常に複雑な要素を持っていることを感じる次第です。
2008年4月6日(日) 桜咲く高速道路
各地で桜が開花、そして今日は瀬戸大橋の料金が半額とあって、早朝から高速道路は多くの県外ナンバーで混雑。こうした中、高速道路上でバイクの故障要請を受けて出動、現場に到着するまでの山々の景色にあっては春の絶景。山桜・梅の花・しだれ桜などなど山肌はピンク色に染まり、高速道路を利用するドライバーの心を癒してくれます。さてさて現場に到着、トラブルに見舞われたドライバーさんと共に目的地までドライビング。ツーリング中に故障したバイクの話題は何処へやら、桜咲く光景に魅了された助手席のドライバーさん、「トラックの助手席は誠に最高でした」とご満足の一言を頂戴致しました。
2008年4月7日(月) 安心な街
全国防犯協会連合会の月刊誌「安心な街に」に掲載されていた「わたしたちの・まちの・おまわりさん」、第一線の警察官を文字で綴る全国小学生作文コンクールです。今年も沢山の作文が入賞、その題名に子供たちが感じている「安心」を見ることができます。「おまわりさんのえがお」「ゆう気の言葉をくれた北丸さん」「やさしいおまわりさん」「わたしがともだちになったおまわりさん」「おまわりさんとの約束」「わたしたちのおまわりさん」などなど、地域に密着して「安心」を提供している警察官の皆様方が、小さな子供たちにとってヒーロー的存在になっていることを伺わせます。これからも、「安心な街づくり」にご尽力されることを期待致します。
2008年4月8日(火) 新たな友人
4月も1週間が経過、学生・社会人と新たな生活が始まった人々にあっては少し慣れてきたころではないでしょうか。相談できる相手や話し合える仲間、自分にとって新たな環境で支え合える友人を作る時でもあるでしょう。特に新社会人、理想の職場を求めて胸膨らませつつも、小さなミスで大きくつまずいてしまうことってありますよね。それを自分自身で抱え込むも経験、されど支え合う友人に心開くこともまた経験であって、できる限り多くの友人に恵まれることが大切です。
2008年4月9日(水) 新たな行政処分
貨物自動車運送事業者に対する行政処分に新たな基準。事業所としては当然と思いがちな社会保険等の未加入対策として、本年7月から社会保険未加入事業者に対する行政処分が強化されるとのこと。いわゆる事業の健全な発達を阻害する競争への警告、健全な競争の環境整備を図ることを目的とした新たな基準であり、違反者には車両停止処分など厳しい処分が科せられることとなるそうです。
2008年4月10日(木) サーチャージ
サーチャージ(燃料特別付加運賃)とは聞き慣れない言葉。航空運賃に適用されるものとしては耳にしたこともあるものの、トラック業界においても現行運賃とは別途のサーチャージを設定している事業所が増えているということです。これは原油の高騰を背景に、業界として経営危機打開に向けた交渉が必要であり、運賃そのものを値上げするか、あるいはサーチャージのような付加運賃を導入するかの判断が今まさに求められようとしております。
2008年4月11日(金) 魅力ある業界
「様々な業界」に「様々な問題」あり、しかしながら「様々な業界」に「様々な魅力」も考えていかなければなりません。例えば我々のレッカー事業、一昔前は一事業所だけで悩んでいた「様々な問題」も、全国規模の有志が集い合うことで「様々な魅力」を考えるテーブルを築くことができる。「一人で創造する魅力」と「複数人で創造する魅力」の違い、「小さな魅力」も大切なことながら、業界全体で考える「大きな魅力」こそが、何の業界でも大きな付加価値を生み出すこととなります。魅力ある業界、今まさに直面している各業界の結束力こそが将来の道を開くに不可欠なものであることを我々自身が実感していくことをわすれないようにしたいものです。
2008年4月12日(土) 創意工夫
新しい思いつき、独創的な考え、その方法や手段をみつけ考えをめぐらすことが創意工夫。我が社もレッカーサービス・自動車ロードサービス・民間救急サービスといった事業の中で、多くの人々を救い助けることを求め考えているところであり、そこには単なるサービスだけでなく、もっと付加価値の高いサービスを生み出すことが必要とされる時代となって参りました。そこで新たな創意工夫を追い求めるにあたり、お客様の立場になって感じること、あるいは喜びを実感できることを見つけ出して参りたいと思います。
2008年4月13日(日) イベント前に緊張
瀬戸大橋を人が歩く、瀬戸大橋を人が走る、その20周年記念事業が本日開催。弊社も昨夜から早朝にかけて瀬戸中央道の交通を見守っていたところであります。すなわち、記念事業の開催までに重大事故が本線上で発生した場合に備えたレッカー待機のこと、協定業者としては当然のことながら、今日のようなイベント開催を目前に神経を集中せずにはいられません。結果、幸いにして大きな事故等も発生せず、記念行事は予定通り開催されたようです。振り返れば10年前、県内で開催された皇室行事、天皇陛下がご移動される予定の道路にて大型車の重大事故が発生、横転転落した事故車両を短時間で引き上げレッカー移動したことを思い出します。どんなに重要なイベント行事にあっても、直前まで何が起こるかわからないことを承知している我々、今回もまた緊張の一夜となりました。道路管理者・高速警察隊の皆様方、本当に何もなくてよかったですね。
2008年4月14日(月) 何が急務か
暫定税率・道路特定財源の一般財源化に様々な議論がようやく始まったようです。さてさて、何の分野を最優先すべきか、何の分野にお金を使うことが急務であるか、これら目的がはっきりしているかが今後の焦点。しかしながら、今のところ税収・財源の考え方を抜本的に見直すと言うよりも、むしろ政権争いのネタでしかないように見える議論に国民も黙っていられないといった感じでしょうか。
2008年4月15日(火) 税収回復
4月も半ば、いまだに地方の足が止まっている。一刻も早い税収回復を求める地方行政の声、暫定税率は県民生活と直結しているとの声は国政に届くか。省庁や官僚のウミを出すために暫定税率が出汁にされていないか、そんな思いを抱く人も多いのではないでしょうか。官僚の天下り、財団・公益法人の改革は今さら始まったものではなく、国民に傷みを生じてまでも一気に払拭するほど自信があるのでしょうか。結果、小さなウミが出る程度のことに対し、税収の使い道と言う大きなカードが利用されているのであれば、早く暫定税率を戻すべきではないのでしょうか。
2008年4月16日(水) 激動なく混沌
今日で41歳を迎える私、ここ10年ほどを振り返ってみる。我々の世代は「激動」でなく「混沌」とした時代に位置していることを実に感じるものであります。国民として正義を勝ち取るでなく、舵のない船に乗って彷徨い続けているような10年であったかと。「夢」を持ち、「希望」を抱き、働く喜びを感じるべき「人」として、そのあり方を模索する上で、我々は小さな船の中で汗を流すばかり。しかしながら、国のマトリックス(基盤・母体)がフワフワと浮き沈みしながら途方に暮れている現実の中、実働する我々国民の汗は決して実ることはない。新しい時代、「生きがい」のある時代が訪れることを日々待ち続け期待したいところではあるが、今日も政界・政局は混沌とし続けていることに悲観します。
2008年4月17日(木) 聖火に思う
五輪の聖火、神に捧げる神聖な火が世界中で避難をあびています。中国とチベットの問題に神聖な火が行き場を失っているといった感じでしょうか。人々の心の中にある「スポーツの感動」、その感動がいかに容易でないことを伺わせます。五輪(地輪・水輪・火輪・風輪・空輪)を高らかに掲揚することがこれほど困難なものであるのか、過去の五輪も様々な世界情勢を乗り越えてきたのか、4年に一度のオリンピックが決して単なるスポーツ祭典でないことをいまさら実感する次第です。
2008年4月18日(金) 経営者セミナー
昨日、埼玉県所沢市にて参加させて頂きました(株)安心ダイヤル様の経営者セミナーにあっては、2日間に渡り多数のロードサービス事業者様が全国各地から招集。ロードサービスの品質基盤安定に向けた様々な施策に対し、いままで以上の緊張感を実感したのは私だけではないかと思います。ミッションは普遍として「救援」、全国至る所で自動車のトラブルに見舞われたドライバー様の救援活動が単なるサービスでないことを改めて感じた次第です。当然のことながら、我々のような実働部隊あってこそロードサービスは成り立っている、しかしながらサービスとはお客様に支持されてこそ要請されるものであって、常に高いニーズにお応えできる体制を構築していかなければなりません。今回のセミナーで最も再認識させて頂いたこと、それは「選ばれる事業者」になるために必要な要素を常に追い求めるということです。
2008年4月19日(土) 穴だらけ
暫定税率問題で地方の道路整備に様々な議論がなされる中、小規模な道路維持にあってはどうなるのか。主要幹線や高速道路の延伸も必要不可欠なものは是非とも継続して頂きたいものであるが、既設の道路が「穴だらけ」状態であることに心配を抱きます。道路舗装にあっては、老朽化するにつれ傷みがひどくなる場所と言えば路肩やマンホール周囲、あるいは上下水道の埋設箇所。幅狭な道路にあっては自動車だけでなく自転車や自動二輪も走行するものであり、これら二輪がフラリとふらつくところをよく見かけます。特に高齢者の方々にあっては路面の傷みによる危険な走行でケガをされたり、あるいは対向車と接触したりと大変危惧するものであって、「穴だらけ」の道路維持をきめ細やかに修繕施工して頂きた思いです。
2008年4月20日(日) JHR研修会前日
明日はJHR(全日本高速道路レッカー事業協同組合)主催によります技術研修会が松山市にて開催される予定。今日はその設営が朝から行われ、多くの業界有志が汗を流しました。私も大型レッカー車にて松山へ、明日行われる大型車の横転引き起こし実習に使用する車輌をジンワリ&コロリと横転させて頂きました。さて明日は本番、様々な実習の中で、より効率的かつ迅速な事故処理に結びつくことを念じたいと思います。
2008年4月21日(月) JHR研修会
「第6回JHR技術研修会」が愛媛県松山市にて開催されました。我々組合員によります大型車の事故処理実習、ならびに道路管理者の皆様方との貴重な意見交換の場です。早朝より、多数の道路管理者・道路維持パトロール隊の皆様方がお越し頂いた研修会場、大型車の横転事故処理や様々な実車研修に多くの成果が実感できたかと思います。今回の目玉は「大型車のトンネル内における横転事故」をいかに迅速かつ的確に処理できるかという実習、シナリオのない実車研修に様々な意見交換が行われたことは大変貴重な経験であったかと思います。遠方より四国にお越し下さった組合員の皆様方、本当に有り難くお疲れ様の一言です。これからも、「JHR」という素晴らしいレッカー団体の皆様方と共に共感できる企画を考えていきたいと思います。
2008年4月22日(火) 季節なりに
フキ・ワラビ・タケノコなどなど、これから旬の山菜が美味しい季節となってまいりました。そこで、これからの時期に多いのが山間部での車両トラブル、狭い山道での脱輪やスタックなどなど奥深い道路でお困りになったドライバーさんのSOSはレッカー車の進入困難な場所で多く発生致します。そこで様々な知恵を応用して救出作業にあたる我々の力量が試されることとなり、レッカー作業とは車両装備だけでなく、考えられる様々な状況下において、適材適所の工具・資機材を使用しての熟練された技術が求められることを改めて実感していくこととなります。
2008年4月23日(水) ポイ捨て
以前にも書いたような記憶のある今日の話題、それは若者の「ポイ捨て」です。国道沿線にある弊社、その歩道に毎日のように散乱するゴミ、その多くが近隣のファーストフード店で販売されたもの。そして学生さんのポイ捨てを目撃してしまった瞬間、何とも言えない残念な気持になってしまいます。歩道の植樹帯に乗っかかった空き缶やジュースのゴミ、歩道や車道上に散らかるハンバーガーの包み紙、食べたあとに平然と捨ててしまう若者の姿。そして何より残念なことと言えば、その歩道を歩くファーストフードの店員さんが見て見ぬふりをしている姿。すでに常識をこえたモラルなき現状です。
2008年4月24日(木) 一つの世界
五輪の聖火が様々な国でリレーされています。しかしながら、残念なことに歓迎ムードにはほど遠く、中国とチベットの混乱によって聖火国際ルートが様々な予定変更を余儀なくされている状況。北京五輪のスローガンは「一つの世界、一つの夢」だそうで、そのスローガン通りに五輪を迎えることができるかどうかが注目されます。「一つの世界」とは決して簡単でない言葉、そして今回の混乱が「一つの国」に存在する問題だけに開催国も頭の痛い日々が続きそうです。
2008年4月25日(金) 一人歩きの主張
毎日のように報道される様々な政局・政界の話題、そして国民と政局の温度差は広がる一方のようです。国政は与党・野党の「主張」を比較するものばかりかと思えば、そこに各メディアの様々な意見が混同している状況。国民は国政に注視しているのか、あるいは報道に注視しているのか、その辺りすらみえてこない状況にあると思われる次第。各党の主張、各メディアの主張、とにかく報道を通じて様々な主張が一人歩きしている中、国民の主張が足踏みされていることが最も残念なことかもしれません。
2008年4月26日(土) 暫定的な1月
いよいよ暫定税率存廃の対立も月末には終熄する模様となってまいりました。いわゆる暫定税率の復活、4月1日に失効した揮発油税など暫定税率が来月にも復活するとのことで、身近なガソリン価格の混乱よりも一般財源化等の将来的な議論に注視するものです。今のところ、燃料高騰の時代にあって運賃や生活に直結するガソリン価格の値上げに話題が集中していく模様と思われますが、我々国民が本当に関心を寄せなければならないことは将来の社会保障等に関わる問題。今日もテレビで暫定税率復活に燃料高騰を懸念している老夫婦の姿あり、さてさて将来の社会保障はいかがなものでしょうか。
2008年4月27日(日) 逆行するも
今を良かれと考える人、将来にとって何が大切かを考える人、暫定税率問題では様々な考え方があることを伺わせてくれます。誰しも、生活や経営に直撃するガソリン値上げそのものだけを考えれば、決して歓迎できるものではないかと思われます。しかしながら、税収の大幅な減少が続けば「住む国」そのものが大変な事態を迎えることは必死、「民意」を重んじるならば、もっと大きな視野で物事を考えていかなければならないと感じるものです。それは時に逆行する結果となる場合もあるでしょうが、逆行する結果は他の手段で補うことで解決できるはず。その手段を政治家がどのように判断し実行していくかが目前に迫る5月の焦点となりそうです。
2008年4月28日(月) 働くこと
消費者として、年金受給者として、その立場こそが国民としてと位置づけたような「民意」の考え方が一人歩きしているように感じます。ならば、「労働者として」の言葉はどこへ行ってしまったのか。まずは「働くこと」で「収入」を得る、「労働者」として所属する企業と共に「繁栄」を得る、ならば中小零細企業であれば地方の活力なくして「労働」なしといったところ。地方財源が乏しいことは「地方の労働力」に直結すると言い切れないものの、少なからず大きな影響を与えることは必死。今一度、もう一度考えていかなければならないもの、それは「労働」の素晴らしさと「労働」あっての活力であることかもしれません。
2008年4月29日(火) 土の匂い
早朝からトラクターで田んぼを耕す人々の姿あり、祝日とあって休暇を利用しての耕作準備が各地で始まったようです。20年ほど前には我が家でも行っておりました水田作業、当時を思い出しながら朝の清々しい風が運んでくれる「土」の匂いに懐かしさを感じます。今では専業農家として耕作されている人々は少なくなったものの、水田を耕し水を入れ、苗を植えて収穫を待つ農作業に人それぞれの喜びと充実感が伝わってまいります。
2008年4月30日(水) Gスタンド満員御礼
交差点付近にて大きな渋滞に遭遇、何気なく渋滞後尾に停車していたものの、気が付けばGスタンドに並ぶ長蛇の列と判明。そう、あすの暫定税率復活を目前に安値のガソリンを満タンしようと訪れたドライバーの列でした。正午頃には「品切れ」の看板を掲げたGスタンドもあり、今日一日で日頃の何倍ものガソリンが販売されるであろう現状、買い手・売り手に様々な思いを持った一日となりそうです。それにしましても、交差点際のGスタンドにおける長蛇の列、相当な交通渋滞が夕暮れから夜間にかけて起こりそうです。