日記

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2008年9月1日(月) 首相辞任

今夜、福田首相にあっては突然の辞任を表明されました。安倍前首相から引き継がれてわずか11ヶ月の辞任にあっては、ねじれ国会と言われる多難な国会運営に国政の悲鳴を実感するものです。人心一新を念願しつつ内閣改造を実行されたものの、約2ヶ月でご自身みずからが辞任、国政に対する国民感情と憤りが目に浮かびます。しかしながら、その一幕だけを見れば政治に対する不満も高まるものの、前向きに国政が動き出そうとしていることは事実であって、今回の辞任による政治の空白だけは絶対に避けて頂きたいという観点に立てば、一刻も早く新たな政権がスタートすることを期待するものであります。

2008年9月2日(火) 政治不信

さてさて、首相辞任による政局混乱が一段と回避できない情勢となってまいりました。首相の辞任にあっては決して驚くべきことではないものの、驚きを実感しないことそのものに危惧するものであります。いわゆる政治不信が日常的な話題となっている証拠でしょうか、ねじれ国会が続く中において、政局政党への不満が特定の政党にとどまらず政治全体の責任へと転換しつつあることを強く感じます。

2008年9月3日(水) 景気回復求む

先般、ある新聞社から連絡あり、今の政治に求める意見を求められました。率直にお応えした言葉は「景気回復なくして」というもの。社会保障・医療・年金などなど様々な課題が浮上している近年、すべては財源にあって、今まさに議論されている財源とは現状の財布の中身のこと。確かに輸出好調の貿易黒字による下支えあって表面的には景気回復と言わんばかりに、ここ数年は不況感を感じない大企業が増えているように思われます。しかしながら、外需にあっては何が起こるかわからないものであって、今だからこそ財布の中身から小銭を集めてでも、内需拡大に転換しなければならないと思う国民も多いのではないでしょうか。国内景気、特に地方経済が力強くなれば、雇用もしかり社会保障・医療などにおける財源を国民自らが作り出すこととなるに違いありません。

2008年9月4日(木) リーダー求む

いよいよ自民党総裁選挙が10日に告示されることが決定したようです。空白なき政治に一刻の猶予もないことを認識されていることかどうか、少なからず前向きであることには評価できるもの。いわゆるリーダー選びにあっては、長く国民に支持される人物が求められており、イタズラにリーダー選びを行うようなことがないよう、しっかりとした候補者に立候補して頂きたいものです。

2008年9月5日(金) 衆院解散で守れるか

総裁選挙の動向が慌ただしくなる中、すでに衆院総選挙の声が高まっているようです。いわゆる政権交代を強く求める政党を中心とした考え方、まさに政治の空白を作ってまでも政権を奪い取ろうとする感情論にあっては、直面する国民生活に逆行したものとなりかねません。いずれ、一国を担う政権力を発揮できる政党であろうとも、今にあっては経済対策に与野党が一丸となった議論を行うことこそが優先されるものと思われます。今さらながら、昨年にあっても政治の空白は起こっており、議論なき睨み合いは懲り懲りです。この局面、本当に衆院解散による選挙をもって国民を守れるか、必ずしもそうではないと思う冷静な判断が求められます。

2008年9月6日(土) 向き合って

政策決定とは実に重要な言葉、しかしながら政策決定が容易でない原因こそが「ねじれ国会」と言われる現象。なぜ「ねじれ国会」となったかのどは、すでに議論の的を外れており、ならば歩み寄る議論を行ってほしいと思うのが本来の筋。意見を聞いてもらえない相手にご機嫌を伺うことも大事かもしれませんが、それだけで強行決定するのもいかがなものかと評価されることに。歩み寄ることを拒むリーダーも、少なからず向き合うことから努力して頂きたいものです。

2008年9月7日(日) 報道機関におもう

おおよそ4人の立候補が有力となってきました自民党総裁選挙、すでにメディアは「お祭り」ごとかと言わんばかりに様々な指摘を繰り広げている様子。国内の報道機関も、今となっては国外に拠点を置くメディアのような捉え方であり、報道関係者もまた日本国民であることを見つめ直さなければならないと感じます。近年、報道機関が国政を混乱させるような様相をみせていることは事実といっても表現過言でなく、もっと国を重んじる報道がなされることを指摘するものです。何か偏っている近年の報道に国民は右往左往どころか、一つの固定概念に執着してしまう習慣ができつつあるようです。

2008年9月8日(月) 責任を重んじる

明けても暮れても、今まさに国政に関心ありの日々。ここ数日は国政に思うことばかりを記しています。しかしながら、国民の一人として、また企業人の一人として政治に関心を抱くことは当然であって、自分自身の意見を書き綴ることも「責任」ある行為であると感じずにいられません。言葉なくして「無責任」を正当化するよりも、様々な意見が取り巻く中で自分自身に素直な思考をもって感じるがままを書き綴ることに正当を感じるのは勝手気ままだけではないと思う次第です。それ故に、「賛否」とは日々の生活に不可欠な自分自身の主張であって、自分自身を重んじることにつながるものと存じます。

2008年9月9日(火) 信念をもって

国民政党を担う立場の人々には、やはり個人の様々な考え方が既存していることを実感する今回の総裁選挙。互いに目的が決まっている中にあっても、政策にあっては視野の広い立場で議論を行うことが重要であると理解している候補者ばかりと推測。選ばれれば日本国のトップなのですから、個性があって当然であり、それを周囲の評価に左右されない確固たる理念をお持ちの方に一票を投じたく思う次第です。はやくも報道はパフォーマンスとはやし立てているようですが、そのようなことにも決して揺るがない信念をもってオープンな討論を行って頂きたいものです。

2008年9月10日(水) 経済界の動向

いよいよ日本経団連も「政策評価」を前倒しするとの方針、いわゆる政治献金の目安となる評価。されど、今回の前倒しにあっては国政に厳しい視線を訴えつつ、経団連のこうした意欲を政策に反映させたいとの狙いもあるようです。「政経」と言う言葉のごとく、政治と経済は緊密に関係するものであり、例えば「税」もまた経済の活性なくして成り立たず、地方経済からも活力をしめす「税」が納められるような経済の立て直しが求められるものです。

2008年9月11日(木) 総裁選始まる

さて、自民党総裁選挙も4名の候補者が所見発表、構造改革路線を提唱する候補者、景気回復を提唱する候補者、いずれにしましてもトップを目指す候補者らしい演説に今後は期待したいところです。また、一部の報道機関は総裁選挙がパフォーマンス化するのではとの指摘もあり、総裁決定後の政策実現までは様々な憶測が飛び交うこととなりそうです。

2008年9月12日(金) 討論会始まる

日本記者クラブ主催の自民党総裁候補討論会の模様を拝見。各候補者の目指す政策が少しずつ見えてきたように思われます。とは申しましても、近年におけるお騒がせ問題を主体とした話題が多く、指導者の新たな政策実行能力については今のところ封印しているのかどうか、抜本的で個性のある政策路線を表現するに時期早々なのかもしれません。ただし、責任能力のある候補者が誰かといった観点に立てば、ある人物の一言一言に注目すべき言葉が含まれているようです。

2008年9月13日(土) 街頭演説会始まる

ここ数日は総裁選挙の話題一色となりそうで、今日は候補者の街頭演説会が各地で始まった様子。国民から様々な問題が政治責任であると言われてきた近年、生活に直結した政策に耳を傾ける市民にあっては、その真剣な目付きに厳しさが伺われます。振り返れば、ここ数年はマネーゲーム時代と言いたくなるような経済社会に振り回された地方、この格差は何が原因であったかを最もよく知っているのはむしろ地方かもしれません。上昇気流は首都圏を中心に発生し、地方には逆風しか吹き込まない時代が長年続いてきただけに、輝きを失いつつある地方の人々に対し、どこまで自らの政策ビジョンが心に響くか確かめるような演説会となっているようです。

2008年9月14日(日) 経済財政対策の考え方

ここ数日の様々なアンケート調査を拝見すれば、大規模な景気対策を主張する「積極財政派」よりも、経済成長と構造改革を重視する「上げ潮派」のほうに国民の意識が傾いているようです。中長期的には「上げ潮」が大切であることは言うまでもないでしょうか、混沌とした景気低迷の時代にあっては「積極財政」も必要ではないかと思う次第です。ただし、「財政規律派」の意見にも少し触れることが重要であって、このような経済財政対策の交通整理がしっかりとできる指導者が現れることを期待するものです。

2008年9月15日(月) 実行力

あの小泉改革で国民は痛みを生じつつもリーダーを支援した理由の一つが「実行力」と言う人も多いようで、やはり一国のリーダーには「実行力」が求められるような気が致します。「リーダーシップ」だけでは政策を成し遂げることはできず、「庶民感覚」と「国際感覚」の両眼をもち、さらには「説明能力」も十分な政治家こそが「実行力」を兼ね備えた人物であって、「実行力」とは国民の目に見える政策を実現できる能力であるがゆえに、次期リーダーには相当な覚悟をもって挑んで頂きたいものです。

2008年9月16日(火) なぜ解散なのか

自民党総裁選挙を目前に、野党からは解散総選挙の声が高まっています。いわゆる政権能力についての指摘であって、はたして今の経済社会が政権交代で大きく変わるのかどうか疑問視するところです。ねじれ国会と言いながら、何も議論がなされずここまできた国政、特定の責任問題を指摘し合うばかりでは結局のところ何も進展していないものであって、一刻も早く様々な議論を再開することが優先されるものであると思われます。解散で国民の真を問うことも大切でしょうが、政治そのものを悲観する国民に何を問うと言うのでしょうか。

2008年9月17日(水) 有り難みの違い

ある政党が高速道路の無料化を提唱、物流業界にとっては有り難いご提案ではありますが、どこにそのような財源があるのでしょうか。何かを犠牲にしてまでの無料化であるとすれば、あまりにも軽率で現実味のない政策に聞こえます。無料や給付などは有り難い言葉であるものの、例えば物流業界などは本当に高速道路の無料化で活力を取り戻せるのでしょうか。むしろ、景気回復によって物流そのものが活性化し、運賃の上昇や流通の効率化が図られることこそが、元気を取り戻すために必要なのではないでしょうか。

2008年9月18日(木) 施設統廃合

地域の市立保育所が統廃合の危機に直面しています。我が家の息子たちが通った保育所は私自身も通った歴史ある施設。いわゆる地域が児童と共に長年培ってきたコミュニティ形成がそこにあり、今まさに市政の行財政改革が子どもたちの地域交流を奪い取ろうとしております。財政難を理由とした問題は様々あろうとも、教育現場の崩壊だけは避けて頂きたいものであって、耐震化など投資的経費、職員削減の問題などなど、地方行政も限界にあることは承知ながら、財政健全化を急ぐあまり育成環境にも影響を及ぼすことだけは避けて頂きたいものです。

2008年9月19日(金) 経験と実行力

総裁選挙を数日後に、本命とも思われる麻生候補に「経験と実行力」と言う言葉が印象的です。国政だけでなく、県政や市政においても長年の経験や実行力で自らをアピールする政治家は多く、確かに経験豊富であることは知識も豊かであると評価できるもの。さて、実行力とはリーダーシップに欠かせないものであって、景気減退を実感する社会経済に刺激となる政策を打ち出すだけでなく、速やかに適所の政策実行を行って頂けるリーダーが求められそうです。

2008年9月20日(土) 食について

今年は食の安全がより一層問われる事件が多く報告され、消費者の食に関する知識がより豊かになってきたことは言うまでもないこと。また、食の危機にあっても世界規模で大きな問題となっており、グローバルな食問題は今後も様々な課題に直面するものと実感します。しかしながら、今日もまたスーパーにはいつもと変わらぬ食材が陳列されており、今のところ物価高だけが消費者の直面する問題でありましょうか。このような中において、消費者の節約意識から家庭での食物廃棄は減少しているようで、食べ残しのない計画的な食卓に変化していることは大きなメリットと言えそうです。

2008年9月21日(日) 新たな節目を前に

政治の空白も今日まで、そう思いたくなるような国民は本当に多いのか、なぜか国民の政治離れが気になる今日この頃です。明日は自民党の総裁選挙、世界的に見ても大変な時代にあって、日本ではようやくリーダー決定とは諸外国から見ていかがなものなのでしょうか。とは言え、一刻も早く日本らしい元気を取り戻してほしい気持ちには変わりなく、明日の総裁選が一つの決起節目となればと思う次第です。

2008年9月22日(月) 麻生総裁の誕生

午後、自民党両院議員総会で麻生総裁が誕生、すでに話題は解散総選挙か景気対策優先かといったところに移行されようとしております。緊急経済対策を打ち出した政府与党の新たなリーダーにあっては、まずは景気回復に大きな期待を抱きたいところです。この総裁選挙中、常に地方経済・中小零細企業の現状打開を提唱してきた新総裁、政治不信の逆風あろうとも、元気な地方の創造を重点に新たな政策を実行して頂きたいと思います。

2008年9月23日(火) 元気玉出せるか

この秋の目玉は補正予算、いわゆる地方への元気玉といったところでしょうか。しかしながら、過去の補正が地方を十分に潤わしたケースは少ないようで、元気玉も効率的かつ循環的なものでなければならないようです。ただし、目前に迫るハードルは衆参審議にあって、国民の生活が一番と提唱する野党第一党の動向が注目されます。国民生活に景気一番か選挙一番かをよくよく考えなくとも結果は明らかのはずなのでしょうが。

2008年9月24日(水) 内需拡大に視点

いまこそ内需拡大と言いたいところながら、麻生首相の支持率は今一つといったところでしょうか。しかしながら、アメリカ経済の減退などなど、円高が今後も進むとの予測を立てるとすれば、内需の軌道修正は今こそ真剣に考えなければならないものと思われます。マネーゲームは世界が舞台、しかしながら実働社会は本来より自国経済にあり、外需ばかりで富を得る時代は終わりをつげようとしていることに視点を変えていく必要があると思います。

2008年9月25日(木) 小泉時代終え

小泉元首相が政界引退を表明、構造改革路線に一定評価を得ての勇退。郵政民営化、道路公団民営化などなど、抜本的な改革を進めてこられたことは記憶に新しいものであって、世論の強い支持を背景に長期の政権任期は非常に印象的なものであったと思います。さて、時代は常に変化しており、構造改革だけでは国民に安心・安全をもたらすことは難しくなった今日において、新たな国づくりを担う次のリーダーにあっては時代に沿った政策実行が求められているようです。

2008年9月26日(金) 支持率

様々な世論調査が公開される中、麻生内閣の支持率は低水準からのスタートとなったようです。しかしながら、指導力・演説・討論などの項目にあっては高い評価を得ているようで、支持率にあっては政策実行あって評価されるものであると感じる次第です。こうした結果が政治家の意欲を高めるかどうかは分からないものの、「自信満々」よりも「意欲満々」で取り組んで頂きたいと思う国民にとっては先行き楽しみなことかもしれません。

2008年9月27日(土) 各地で秋祭り

秋の収穫を前に、早いところでは秋祭りが開催されているようです。混沌とした時代にあっても、地域の祭りだけは変わらぬ盛り上がりを見せていることが印象的です。あるスーパーの出入り口、地域の獅子舞が訪れているところに足を止め、しばし演舞を拝見すれば、来客の手元に買い物袋の中身こそ少ないものの、演舞に魅了された笑顔にあっては、一昔前と何ら変わらない光景であることを実感した次第です。

2008年9月28日(日) 秋の全国交通安全運動

このところ、国政の話題に執着していたかのように、政治一色の話題に触れる毎日であったような気が致します。気が付けば、9月21日から始まっていた秋の全国交通安全運動も残すところあと2日、日に日に夕暮れ暗し時期に交通安全の意識を高めなければなりません。今年は後部座席のシートベルトを重点に、すべてのシートベルト着用の徹底が図られています。また、夕暮れ時の危険をしっかりと理解する重要性を啓発するなど、社会全体が交通マナーに徹底した意識を持つことが大切のようです。

2008年9月29日(月) 生活習慣について

弊社のような不規則かつ不定期な業務にあっては、規則正しい生活も一苦労といったところ。こうした中、近年の生活習慣病において、「睡眠・食事・休養・運動・労働」という人間の生活における5つの基本が非常に大事であることを学びます。人は太陽と共に目覚め、太陽が沈むとともに眠りにつくもの。されど現代社会では昼夜がはっきりしない日々を過ごす人々は多く、その中で生活のリズムを取り戻すことは難しい課題であります。これらによるストレスへの影響は様々なところで耳にするものの、何か一つ視点を変えた生活習慣を自分自身で考えることが求められているような気が致します。

2008年9月30日(火) 所信表明

いよいよ麻生政権が動き始めたようです。先日の所信表明、指導者としての決意は演説そのものに現れていたと言っても過言でなく、まずはそれを信頼し委ねてみようと思う気持ちが高まった国民も多いのではないでしょうか。逆に、その演説が次期選挙を強く意識したパフォーマンスであるとの批判の声も多いようですが、いずれにせよ船出から悲観視しては始まらないと感じます。「日本は全治3年」との景気対策を最優先した力強い言葉、言葉だけの評価には様々な賛否が取り巻くことも予測されますが、何か目標を持って明るく前向きに政策に取り組んでいただけるものと期待感は膨らみます。

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