「金刀比羅宮総本宮」のふもとに「一大悲願の日本患者移送支援協会」設立
一般社団法人 日本患者移送支援協会
代表理事 宮武 勇司
はじめに、平成20年4月、民間患者移送認可20年という節目にあたり、
「ニッポン寝台(民間救急手配コールセンター)」を開設以降、日本国内で
数多くの患者様を医療移送すべく、お手伝いさせて頂きましたこと、ここに
地域包括ケアシステム・地域医療連携の確立を目指して御尽力されておられ
ます各関係省庁・各医療機関の皆様方、ならびに福祉車両・介護医療機器・
医薬品など各企業様からの多大なるご支援の賜物と深く御礼申し上げます。
さて、このたび私共と致しましては、全国各地より患者移送事業者(民間
救急事業所)様のご協力を賜りまして、ここに「一般社団法人日本患者移送
移送支援協会」を設立する運びとなり、引き続き皆様方には、今後より一層
充実した「公共の福祉(国民の保健・医療・介護)」を実現すべく、さらに
また「消防救急の適正利用・民間救急の利用推進」に対しましてもご支援の
ほど重ねまして御願い申し上げます。
当法人・当コールセンターは古くから日本人にとって信仰深い「金刀比羅
宮総本宮(こんぴらさん)」のふもと「香川県丸亀市」に拠点を置き、これ
まで当コールセンターの手配する医療移送にあっては無事故を継続中、今後
も「金刀比羅宮総本宮1368段の石段」を一歩また一歩と登るような気持
ちで、数多く患者様・ご家族様に寄り添った医療移送を実現してまいります。
なお、全国各地にある「金刀比
羅宮(金刀比羅神社)」は、大国主神の魂
「大物主神(ご祭神)」にまつわる「医薬の御利益」があると言われており
皆様方におかれましても。お近くの「金刀比羅宮(金刀比羅神社)」へ是非
ともご参拝頂ければと思います。
また、当法人では金銭的理由によって愛するご家族様のもとへ移送が困難
とされてきた多くの患者様への移送費一部を助成すべく、ここに皆様方への
ご寄付を募っております。
末期ガン・難病と向き合う患者様への移送支援、ならびに臓器移植による
病院転院に向けた移送支援など、一人でも多くの患者様が真の幸福へと導か
れますよう、皆様方の温かいご支援のほど何卒宜しく御願い申し上げます。
平成元年10月、総務省消防庁は「消防救急車の適正利用」実現に向けて
「民間患者等搬送事業(消防救116号消防庁救急救助課長通知)」を認定始動。
今日までの約30年間、主たる「緊急性を有しない患者移送」にあっては「消防救急」でなく
「民間救急」を活用するよう幅広く国民に啓発してきました。
しかしながら今日現在、消防救急の出動は増加の傾向にあり、これら増加要因の多くが
「緊急性を有しない病院間の転院利用」であること、国民の皆様方に
は是非ともご承知おきいただく必要があると思います。本文章をお読み頂いている間にも、
全国各地で数多くの消防救急隊員が大きな悲鳴をあげています。
そこで、これら消防救急の出動を抑制し、また消防救急が本来あるべき定義の上で国民の生命を救い続けるためには、
「緊急性を有しない病院間の転院」に
「救命士・看護師」が同乗する「民間救急」を積極的に活用することが不可欠であり、
「民間救急」そのものが約30年の歳月を経て大きく品質向上されて
おりますこと国民の皆様方または各医療機関の皆様方にご理解頂ければ幸いかと存じます。
消防救急の定義 : 災害により生じた事故、屋外や公衆の出入りする場所において生じた事故、屋内において生じた事故又は
生命に危機を及ぼし若しくは著しく悪化するおそれがあると認められる症状を示す疾病による傷病者を、
医療機関へ迅速に搬送するためのもの。
民間救急の定義 : 消防救急の定義以外、緊急性のない入退院・転院・社会福祉施設への送迎時において医療継続する傷病患者を
搬送するためのもの。